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病気は社会貢献

持論です。

私には病気があります。

1年間に100万人中2人〜3人しか罹患しない珍しい腫瘍持ちです。

2年前にその腫瘍を手術で摘出しました。今日、診察のため病院へ行ったのですが、2年前に摘出されたその腫瘍はホルマリン漬けにされて今でも保管されているようです。

驚いた私に主治医は「あなたの腫瘍は病院の財産だから」と。いや、病院だけじゃないと。

私の一部であった腫瘍は今、研究材料の1つになっています。こうして症例が集まって統計され、治療法が確立されていくのだと思うと、病気は社会貢献の1つではないかとさえ思ってしまうのです。

たった一つの症例に過ぎないけれど、この病気のために悩んだこと、体験したことも誰かの役に立つかもしれない。

どうかこの先、同じ病気にかかってしまった人が今よりもよりよい治療を受けられますように。

そして、私自身は元気なときは自分のための人生を、時間を過ごしたいと思います。

だって人生1度きりをこの病気で実感してしまったから。





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