ピルが最高だったというはなし。

こんにちは、ゆちです。

考えることをアウトプットする場所がほしくてnoteをはじめてみました。

今回は、表題の通り「超低用量ピル」についてです。

実をいうと（？）わたしはかなり早くから生理が始まったのですが、生まれてこのかたまともにきたことがありません。月１回どころか、３カ月に１回だったり、２週間に１回だったり、めちゃくちゃ量が多くて２週間くらい出血が続く日もあれば、２日くらいで終わる量だったり、とにかく不順でした。PMS（月経前症候群）や生理痛もとにかく不安定で、すごい重い時もあれば軽い時もあるし、生理というのはわたしにとってギャンブルのようなもので、でも割とわたしの周りは不順な人のほうが多かったので、みんなこういうものなのかなと思って過ごしてました。重かったけど、ネットで見るように倒れたり、救急車で運ばれるほど痛かったりしたことはなかったので。

それがなぜ自分の生理はおかしいんじゃないか、という考えに至ったかというと、結婚して子どもを考えるようになってからです。計画的に子どもを作ることを考えると、基礎体温をはかったり、排卵日を推測するために前回の生理がいつ来たかを把握する必要があるんですけど、上記のとおりまったく定まってなかったので、調べてみるとそういうのって実は正しい（？）生理のかたちではないと。結局婦人科にかかってみたら無排卵月経だったのですが、その話は長くなるので今回は割愛します。

そんなこんなで自分の生理がおかしいということに気付きはじめたのですが、その時は子どもを望んでいたのでピルは飲めず、「出産すると一旦子宮がリセットされるから生理不順が治る」という謎の神話を信じて出産を終えました。しかしその後地獄が始まりました。

出産後、ホルモンバランスのせいなのか、本当にリセットされて「強くてコンティニュー」状態になったのか、異世界転生最強夢主に子宮が生まれ変わってしまったのか、結果めちゃくちゃPMSと生理痛がひどくなりました。量も尋常じゃないんですよ。夜用ナプキンが30分位でダメになる。むしろ溢れてる。痛みもほんとうにそれまで経験したことがない位で、その時には仕事に復帰していて車通勤だったのですが、痛みのピーク時には運転が耐えられなくて路肩に停めて痛みを逃がしたりしていました。

これはいよいよおかしいぞと思い、婦人科にかかることにしたのです。診察の結果は、「子宮内膜は人よりちょっとだけ厚い感じがするけど、内膜症と呼べるものではない。でもそれだけつらいなら、ピル飲んでみればよいのでは」でした。無排卵月経と言われた時に「当帰芍薬散」という薬はもらっていたのですが、個人的にはあまり効果がありませんでした。

というわけで私は「超低用量ピル」をもらうにいたったという訳です。

そこで表題に戻るのですが、これが本当にわたしの生活を劇的に楽にしてくれたので、最高だと伝えたいというのがこの記事の主題です。

私が現在使っているのは、ルナベルULDのジェネリックである「フリウェルULD」という薬です。３週間決まった時間に１錠飲み、１週間薬を休む期間を設ける（その間に生理が来る）という仕組みです。ピルも今は色んな種類が出ていて、「フリウェルULD」も本当に最近認可が下りた薬らしいです。昔は１シート３０００円くらいして保険も適応じゃなかったと記憶しているんですが、（超低用量もなくて、低用量ピルが主流だったと思う）、今はきちんと婦人科にかかって「月経困難症」と診断されれば保険適応で処方してくれます。１年か半年ごとに血液検査を受けたり、診察したりすることは重要ですが（ピルには血栓症のリスクや副作用もあります）、むしろそういう診察をきちんとやってくれる病院でこそ診てもらうべきです。あと妊娠しにくくなる身体になるのは確かですが、低用量ピルよりも避妊効果は少なく、あくまでも身体の負担は少なく生理による体調不良を軽減させることが目的なのでそこは間違えないようにする必要があります。

しかしピルも合う合わないがありますし(色んな種類出てます)、あくまでも治療の一環としてかかりつけ医と相談しながらすすめるべきなので、そこはあしからず。

私には超低用量ピルが身体にめちゃくちゃ合っていて、生活が一変したポイントあげていきます。

①生理が来るタイミングがわかる
→生まれてこの方悩まされ続けたゲリラ生理がなくなり、予定通りにくるのでパンツが死なない。突然出先で生理になってトイレットペーパーを何重にしてパンツにしいたあの日々よさようなら(大概ずり落ちてパンツは死ぬ)

②圧倒的月経量の少なさ
→今までの生理の終わりかけかな～くらいが2日目。これが通常の生理だとしたら今までの生理で体の3分の1くらいの血を失ってない？？よく生きてたな

③ＰＭＳが無
→無は盛ったかも。多少お腹や胸が張るときはある。疲れてる時はある。でもこの世の全てを呪いたくなるメンタルは消えた。メンタルの安定さはぱない。お腹の張りも胸の張りも正直今までと比べたらほぼ０のレベル。

とまあ、このように私には「超低用量ピル」が最高だったというお話しをしてきました。かといって、勘違いをしてほしくないのは「すべての人にとって超低用量ピルが最高ではない」ということです。漢方がわたしには効かなかったけれど、でも漢方がぴったり合う人もいます。体質です。なので、ちゃんと専門の医療機関に相談するべきなのです。この話を通して私が伝えたいのは、生理についてしんどいと感じていることがあれば、病院にいくべきだということです。昨日今日命にかかわることはないかもしれない。でも、たとえば子どもがほしいと思ったとき、仕事をしたいと思ったとき、それが大きな障害になることもあります。私は今まで薬や気合いで乗り切ってきましたが、今思えばあそこまで歯を食いしばって無理する必要は全然なかった。もっと自分の身体を大事に、自分の身体の正しい知識を知っていこう、と思った経験です。