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「暴夜」漫画感想(21,22話)

あらすじ
 風邪が治って目覚めた穏花は、カリから5日間も寝込み、智鶴が昼夜付き添い
って看病していたことを聞かされる。薬を飲ませるだけでなく、湯殿に連れて行かれていたことも聞いたが、あれは夢だったのではないかと思うことにする。寝込んでいる間に貸本屋のおじさんから手紙が届いており、そこには英花が客の妻に暴行を受けたことが記されていた。
 殴られた顔を隠して歩いていた英花は詩勲に出会い、屋敷に連れて行かれる。詩勲は英花に対し、穏花が語り部となったことや一連の芙蓉館での騒動はすべて英花のせいだと罵る。自分たちは似たもの同士だと言う詩勲は、英花に穏花の姿を重ね、そのまま英花を抱くのだった。
 尚雲から李椿参が死んだことを聞かされた智鶴は、王宮で弟の輝に王位はお前のものであると言い聞かせた過去を思い出していた。輝が王位に就くまでは絶えず敵を牽制し続けると話す智鶴。そこへ穏花がやってきて、河礼の繁華街への外出許可を求める。


 ようやく目が覚めた穏花ちゃん、こわいこわい旦那さまが自分につきっきりで看病していたなんてびっくりしただろうね〜。使用人もみんなびっくりでしょうけど。湯殿での記憶はうっすらあるけど、ぼんやりしていたし夢なんじゃないかと思い込んでる穏花ちゃん。
 にしても付きっきりで薬飲ませたり、穏花ちゃんの好きな食べ物用意したり、智鶴さま面倒見がよろしすぎる。もちろん穏花ちゃん以外の人間には誰にもやらないだろうけど、穏花ちゃんのこと語り部としてだけではなくちゃんと大切に思っていることが伝わるね〜

 一方英花ちゃんは智鶴さまが性的不能にしたおぢさんの奥さんから暴行を受けて綺麗なお顔が腫れてしまって。詩勲のことが好き、だけど詩勲は穏花のことが好きなの知りながら、穏花に似ているという理由で詩勲に抱かれてしまい、それを詩勲の父にもバレてしまうし、詩勲の母は芙蓉館の女主人…。この先の英花ちゃんが心配でならない。詩勲は本当になんてやつ!?!?!?
 小説でもなんだけど、本当に本当に英花ちゃんって不幸に不幸が重なって不憫な存在なんだよね。穏花ちゃんも大変な思いしているけど、智鶴さまのそばにいられて守られているし。英花ちゃんもどうかどうか幸せになってくれ…
 そんな知らせ聞いたら穏花ちゃんもそりゃ黙ってはいられないよね、そりゃ会いに行くよね。風邪治ったばっかだからダメって智鶴さまが言うのも納得だけど、かわいくおねだりしないのもまたかわいい。。
 
 そして智鶴さまの弟君、輝がちらっと出てきました。輝は継妃の子なので母親は違えど、智鶴さまを小さくしたような後ろ姿でかわいい…。何歳くらいなのか、小説でも明言されていないけど、やっぱりまだ9〜10歳くらいかな?でも番外編読むと12〜13歳かな?って思ったりしてます。
 朝鮮王朝のことよくわかってないけど、智鶴さまの母で王妃が亡くなったあとの正妻として迎えられたのが輝の母で継妃呼ばれる存在なんだよねきっと。10〜11年前に王妃は亡くなっているから、その後に正妻として迎えられたのなら、9〜10歳?ただ、国王って正妻以外にも側室がいるのが基本だし、王妃が生きている時から側室として王宮にいたならもう少し年齢が上なのかも。
 智鶴さまは完全に輝に王位を譲るつもりだから、母親が亡くなったあとに継妃がやってきて輝が生まれて、安心して王位を譲れると思ったのかなあなんて。側室の子に男子はいたとしても、国王の座を継ぐのは正妻の長男であることが一般的だしね。王妃がなくなって、正式にその次の王妃として迎えられた継妃の長男なら王位継承するにもふさわしい存在であるとも言えるよなあ。
 小説を読むといろんな設定がわかってとても面白い🤭

 

 


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