韓国Web小説紹介:飢えた獣に触れないこと
飢えた獣に触れないこと(굶주린 잠승을 건드리지 말것)
おすすめ度 ★★
「大きいの?」
「お前、今…なんだって?…大きかったら、どうするつもりなんだ」
「一度だけ見てもいい?」
あらすじ
ある日アヨンに雷が落ちた。まったく知らない男とお見合いするだけではなく、結婚までしなければならない状況に置かれたこと。こうなることがわかっていたら、思う存分恋愛でもしてみればよかった。29歳生涯これといって経験がなかったアヨンは、悔しさと反発心でしてはいけないことをしてしまう。
長い間友達の領域にいた幼なじみ、クォン•ソンヒョンに。
生半可な衝動は生半可な挑発となり、たった一度の逸脱は手に負えない結果を招くのに。
その日アヨンは万古普遍の法則に気づいた。
飢えた獣は絶対に触れてはいけないということを。
ハン・アヨン(29)
カフェ店長。母親が過干渉かつ貞操観念に厳しく、婚前交渉を認めない価値観を刷り込まれてきた結果、29歳で恋愛経験は一度もなし。母親にお見合いをセッティングされ、そのまま結婚する流れになることに絶望して、幼なじみのクォン•ソンヒョンにとあるお願いをする。
クォン•ソンヒョン(29)
財閥家系の長男。アヨンとは小中学大からの幼なじみで常に一緒に行動してきた。現在も同じマンションの別階に住んでいる。アヨンからとんでもないお願いをされ、戸惑いつつそれを聞き入れる。その後からアヨンに猛アタックする。
こちらは、昨日紹介した「クズを見分けよう」を書いた作者さんの小説です。タイトルの通り、内容もえっちで15歳改訂版はありませんでした。
おすすめ度は星ふたつ…。なんというか、あまり引き込まれるストーリーではなかったかな。小中高大ずっと同じ学校、ずっと一緒に過ごしてきた異性の幼なじみ、現在は同じマンションの別階に住んでいる、ナムジュは財閥家系の長男で次期後継者、ヨジュはとある国会議員の隠し子で父親のお金でカフェを開業していという設定がうーん…というか。
興味本位で一夜を過ごしたあと、ソンヒョンからの猛アタックがはじまるという展開で、恥ずかしさゆえにを避けまくるアヨン。おたがい29 歳だけど恋愛すら未経験な状態からはじまった関係で、飽きたら友達に戻ろうという約束のはずが、どうにもアヨンを諦められないソンヒョン。ソンヒョンはタイトルの通り飢えた獣みたいにアヨンを求めて、独占欲丸出し、激しいえっちをするよくあるタイプのナムジュ。もともとソンヒョンはアヨンを意識していた時代もあったけど、それを押さえ込んでいた結果、財閥家系のイケメンでもずっと恋愛もせずに過ごしていた。だけど正直そこまで追われているアヨンに魅力を感じなかったというか、大胆な行動をとった割にはその後は受け身すぎるし、中身があまり感じられなかったのがおもしろさを感じられなかったのかも。
恋愛小説って、女性側もちゃんと行動するタイプじゃないと、んー?で終わっちゃうのかなあって思ったりしました。もちろん作者は(多分)女性なので、こんな男性がいてくれたら最高って書いてるんだろうけどね!
今日はここまでです!
みなさま良いお年を!