「暴夜」漫画感想(23,24話)
あらすじ
英花が客の妻から暴行を受けたことを知った穏花は、智鶴に外出の許可を求める。夜明けまでに戻ることを条件に穏花は英花のもとへ駆けつける。暴行を受けて腫れ上がった英花の顔を見た穏花は泣き崩れる。英花は穏花にどこか遠くに逃げ、自分たちを知る人が誰もいないところで暮らさないかと告げるのだった。
穏花は屋敷に戻ったが、約束の時間を過ぎていたため智鶴はまだ起きていた。穏花は無謀とわかりながらも、語り部としての報酬を受け取らず、そばで仕える代わりに姉を妓籍から抜いて欲しいと智鶴に頼み込む。姉と縁を切り、命が尽きるまで仕えることを条件にその頼みを受けるという智鶴。しかし英花との縁を切ることだけはできない穏花は、別の方法を探すと話し、屋敷を去ろうとする。智鶴の逆燐に触れ、もうひとつの慰みになれば姉との縁を切らなくて良いという。智鶴の示す慰みとは何かを悟った穏花は、虚な目でそれを受け入れるのだった。
そろそろくるぞ、問題のシーンが。24 話後半の内容については明日更新分に含ませます、そして明日の内容はえっちすぎるので有料にいたします。とても不特定多数の方にみせられる感想ではないのであしからず…。
さてさて本題。
智鶴さまが性的不能にしたおぢさんの妻から殴られ、そして望まぬかたちで芙蓉館の女主人の息子詩勲との関係を持ってしまった英花ちゃん。。こんな状況になったらとてもとても生きていくの辛すぎませんかね…。そりゃもう河礼からいなくなってかわいい妹とふたりで静かに暮らしたいとも思うよね。本当に劇中もっとも不憫な存在です。
漫画だと詳細な描写がなかったように思うのだけど、詩勲の父親である尹氏は、芙蓉館の妓女の英花ちゃんと側室である芙蓉館女主人と子である詩勲が関係を持っていること、そして智鶴さまが雇った語り部が英花ちゃんの妹であることを知ることとなります。このあたりの関係を理解すると、そりゃこの姉妹は河礼の町でいろんな思惑に巻き込まれて不憫な出来事が起きるよね、いうのがなんとなく納得できちゃう。
詩勲の父親は芙蓉館で官僚たちと智鶴が河礼にやってきたことについて会合を開いていた人物でもあり、どうやら智鶴を敵対視している様子。それについては今後の漫画での発言に注目です。
屋敷にはちゃんと戻った穏花ちゃんは権力も財力もある智鶴さまに姉を妓籍から抜いて欲しいと頼んでみます。ただ妓籍から抜くということは一般的にはその妓女と結婚することを指すので、そんなことはできればしたくない智鶴さま。智鶴さまもいろいろ計画をお考えなので、そういったことは今後の計画に足枷になる可能性があります。
でもかわいい穏花ちゃんの頼みだし、できないなら去りますとか言われて、自分という存在が姉に敵わないことに怒っちゃった。傲慢な考え方してるけど、それもそのはず、だってこの国の国王となるべき存在でもあったんだから。思い通りにならない穏花ちゃんをなんとかこの手の中におさめたくて仕方ないわけだ。そして穏花ちゃんが自分の力で英花ちゃんを妓籍から抜くことはできないことも知ってる智鶴さまは、慰みになることを条件として穏花ちゃんの頼みを聞き入れる…できるだけはやく妓籍から抜いてあげたい穏花ちゃんもその条件を飲む…
そして強引に穏花ちゃんを抱く智鶴さま…
小説では夕方までに戻ってくるよう言われた穏花ちゃん。なかなか帰ってこなくて屋敷もぷちパニックになります。そんななか雪にまみれて屋敷に戻ってきた穏花ちゃんがあまりにも寒そうだったから、智鶴さまは尚雲を使って穏花ちゃんに湯殿で温まってくるように命じます。そのあと智鶴さまの部屋に行って、寒いから膝の上で本を読むよう言われて、ぴったりくっつきながら本を読むシーンがあるんだよ。ここ本当に尊くて読んでてかわいいんだ。読み終わったら自室に戻るように言われるけど、ここで頼みごとをするシーンになるという感じ。
漫画だとえっちしーんばっかで端折られがちだけど、小説ではほぼ毎日ちゃんと本は読んでおります😉
このままのペースだと年内には1期の漫画感想は全部書けそうだな。
翻訳はちょっとずつやってるけど、なにしろ長い!1話あたり4千字あるから、いつも書いてる文章の倍…。集中力が持たない🫠そんなこんなしているうちに翻訳版2期配信が始まりそうですな。その頃には仕事が忙しくなっている気がするので、なんとか今のうちにいろいろ進めておきたいな〜
明日はどんな内容になるのやら。小説でのふたりの情事についても語っていきたいな。小説もなかなかにえっちです。なんなら、漫画のこの辺りのシーンにくるまでにすでふたりは結構いろいろやってるので…。まあこうなることも時間の問題ではあったんだろうけどね…!