「働き方の哲学(著・村山昇)」から学ぶ。 #0
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。(ニーチェ)
過去の哲学者って凄い。
さて、読んだ本の内容について、いくつか採用や人材育成の観点で自分なりにメモを残しておきたく、自戒も込めて書きます。
360度の視点で仕事を考える
「働き方の哲学(著・村山昇)」
この本は、働くことに対する健やかな捉え方をつくるための辞典。
何が良かったか?
・多くの先人(哲学者、経済&経営学者、心理学者、経営者など)が遺した知恵がコンパクトに纏まっていて、仕事や生き方についての、偉大な先人たちの考え方を網羅的に知ることができる点。
・働き方を豊かにできる「さまざまな捉え方」を知ることができる点。
・「こう働くべき」という思想の押しつけではなく「こんな考え方も、あんな考え方もあるよ」というアドバイスが貰える点。
どんなひとにオススメか?
一般のビジネスマン
・「仕事」ってそもそも何なのかについて、根本から考えたいひと
・漠然とした「キャリア」について、考える切り口を得たいひと
・働かされ感に覆われ、疲れているひと
などなど
人事担当者など
・仕事、キャリアについての基本概念を再度しっかりと抑えたいひと
・働くことの相談のプロとして、仕事観、キャリア観、組織観、教育観
などをきちんと養っておきたいひと
・意識づくりや自律マインド醸成に対する打ち手を学びたいひと
などなど
管理職者・経営者など
・マネージャー、リーダーとして、仕事観、キャリア観、組織観などを
きちんと養っておきたいひと
・メンバーのモチベーションアップのヒントを得たいひと
・部下のキャリア形成の指導に悩んでいるひと
などなど
仕事がら、働くことや仕事そのものについて相談されることが多い。また、私自身も自分のキャリア形成に悩むこともある。
この本を読むだけで、働き方に対する観方を豊かにできるとは思わないけれど、定期的に触れ続けることで、少しでも視座が上がればいいなあという思いで、読み、そしてアウトプットします。