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オシロイバナの思い出

   こんにちは。散歩や通勤途中にも、よく見かけるこの花。そう、オシロイバナです。
  小さい頃から身近にあり、この花でよく遊んだなと、見掛ける度に思い出します。
皆さんも、馴染みがあるのではないでしょうか。

  ビニール袋に花を入れ、水を入れて揉むと、綺麗な色水ができ、しばらく眺めていた事を思い出します。
  砂場でプリンやケーキを模して、砂を固めて、その上にトッピングとして花を乗せた事も…。
  
  我が家にも、オシロイバナが咲いていました。
ただ、これは栽培目的ではなく、私が種を拾ってきて、勝手に植えていたもの。
エアコンの室外機の横の土の部分が、ちょうど植えるのに良くて、外で遊んで帰ってくる時に、ささっと種を蒔いて家に入っていました。

我が家に咲いていたのは、濃いピンク色の花でした。恐らく、オシロイバナと言えば、この色が一番よく目にするのではないかと思います。
ただ私は、違う色の花も咲いて欲しくて、黄色や白、まだら模様のオシロイバナを見つける度に、その種を拝借して、家の玄関に蒔いていました。
そうすると黙っていないのが、母。
我が家では、オシロイバナは雑草扱いだったので、芽が出てくると「また、オシロイバナの種、蒔いたでしょ」と指摘が入ります。
「黄色いやつの種を持ってきたんだよ」などと、こちらも負けじと応戦。
毎年、なんだかんだ、抜かずにいてくれました。
そして咲いた花の色は…。
濃いピンク色でした。色んな花の色の種を持ってきているはずなのに、一回も濃いピンク以外は咲きませんでした。
そして、花の時期が終わると、両親の手によって引っこ抜かれていく、オシロイバナ。

  ここまで書いていて、疑問が浮かんできました。
私が種を蒔いてから、花になるまでが早くないか…?
  
さらに記憶を辿っていくと、すでにある程度葉が出ている段階で、室外機の下の方に種をパラパラと蒔く(もはや、置いているだけ)の記憶が。
  
  そこで調べてみたところ、オシロイバナって球根なので、いわゆる、見えている所だけを抜いたところで、根絶される訳ではないという事。
  つまり、私がちょくちょく蒔いていた種が、芽を出していたというよりは、元々いたやつが毎年咲いていたという事なのではないか、という…。

もちろん、種からでも咲く花ではあるので、私が蒔いていたやつも芽を出していたとは思いますが、メインは元からいたやつだった可能性が高くなりました。
両親は、それを知っていて、わざと球根を残した状態にしていてくれていたのか、単に知らなかっただけなのか…。

話はだいぶ広がってしましたが、オシロイバナの思い出の話でした。
小さい頃から馴染みのある花って、見掛けると、その当時の思い出が甦ってきたり、それに伴って、別の事も思い出せたりして、楽しいですね。

最後までご覧頂き、ありがとうございます。

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#ノンフィクション

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