駐輪場のおじちゃん
こんにちは。
私は、ほぼ毎日自転車を使っている為、最寄りの駅の駐輪場を借りています。
駅の出口のすぐ横にあるので、雨が降っていても、ほんのり濡れる事を覚悟すれば、駆け抜けて駐輪場に向かえる程の立地で、大変お世話になっています。
駐輪場で働いている方ですが、いわゆる“おじちゃん”、“おじいちゃん”と呼ばれる年代の方達です。
おそらく、シルバー人材派遣センターからいらしている方なのか、もれなく全員、その年代の方です。
朝は、「おはようございます」「いってらっしゃい」と声を掛けてくださり、送り出してくれます。
帰りは、「こんばんは」「お帰りなさい」「お疲れ様」と声を掛けてくださり、出迎えてくれます。
1つの公共施設なので、もしかしたら、これらの挨拶があるのは、当たり前なのかもしれませんが、もう何年もお世話になっていると、それだけでなく、世間話もしてくれる方もいます。
私は、仕事終わりも休みの日も関係なく、わりとライブやら、遠征やらで、帰りが遅くともなることもあります。
なので、お土産やらなんやら、大荷物で帰ってくると、「お帰りなさい。今日はどっか行ってきたのか?」と声を掛けてくれます。
私も、行き先を伝えると、「そうかぁ!楽しそうでいいなぁ!」と返してくれます。
また、通常の時間で駐輪場に帰ってくると、「あれっ、今日はずいぶんと早いんだなぁ!」と話し掛けてくれます。たまたま、遅くなるタイミングの時に、その方がいることが多い、という事もあると思うのですが、私も「今日は、仕事終わりに真っ直ぐ帰って来たので…」や「今週は遅番だから、割りとこんな時間だと思います!」など、会話を楽しんでいます。
私は、生まれた時には既に、一人の祖父は他界していたので、祖父はずっと一人でした。
その祖父も、家が遠くて、そんなに頻繁には会えていませんでしたし、人見知りもあって、そんなに自分から話し掛ける事も出来ていませんでした。
そんな祖父も、私が大学生の頃に他界し、もう“祖父”という存在がいなくなって、だいぶ経ちます。
なので、今はそんな気さくな駐輪場の方達が、どこか祖父のように感じられて、温かい気持ちになっています。
今回は、駐輪場での出来事のお話でした。
大人になると、学生の頃のように、大勢の人と一緒に過ごす、ということは少なくなるのかもしれませんが、日常で出会う小さな関わりを、大切にしていきたいなと感じました。
最後までご覧頂き、ありがとうございます。