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世界遺産紹介(12)比叡山延暦寺

あけましておめでとうございます!
みなさんお元気でしょうか?
寄っていただき感謝いたします。

今回も世界遺産を紹介するブログを作っていきますが…
12回目は、比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)です。

いつもでしたらタイトルの部分、所在地を入れているのですが、今回は事情があり表記しておりません。
理由は次の見出しで説明いたします。

基本情報

比叡山延暦寺は788年(延暦7年)に平安時代初期の日本の仏教僧であった最澄が開創した、1,200年以上の歴史を持つ天台宗の総本山。
「日本仏教の母(母山)」といわれ、日本の仏教各派を開いた数々の高僧たちが学んだ場所です。
「古都京都の文化財」のうちの一つとして、1994年に世界遺産に登録されています。
(↓西本願寺の記事です。こちらも京都の文化財の構成資産の一つです。よろしければご覧ください)

そんな延暦寺、比叡山の全域を境内としていて、その範囲は滋賀と京都で、県をまたいでいるんですね。
・・・そうなんです。タイトルに所在地を入れなかったのにはそういった事情があったんですね。京都・滋賀か、もしくは滋賀・京都としてもよかったんですが、ちょっとややこしくなりそうなので表記なしにしました。
(調べてみたら寺院の主な施設は滋賀県側に集中しているようですね。
ちなみに私が訪れた際は琵琶湖側、つまり滋賀県側からでした。)

2023年5月の話

こちらの日付は、私が延暦寺を訪れた時期。その時の話を少ししましょう。

先程も触れたとおり琵琶湖側から訪れたのですが、まずはJR比叡山坂本駅下車。ここからもね、琵琶湖が見えていましたが、この後もっと見晴らしのいい場所に向かうことになりますからね。


近隣でお昼ご飯を頂いた後は、↑のように白い藤の花を眺めながら、しばらく歩いてケーブルカーのりばへ。ここから目的地を目指します。・・・ここで少し豆知識ですが、琵琶湖側から上がっていくケーブルカー、長さ2025メートル、所要時間11分。日本最長なのだそうです!・・・さっきちょっと検索してみたら、「長さも、眺めも、日本一」って出てきました!その素晴らしい景色、写真で少しだけお見せしましょう!

こちらの写真…
実は下りのケーブルカーで撮影しました。
諸事情により上りで撮れなかったもので。


ケーブルカーが上がっていくにつれて、こんな琵琶湖の眺めを見ることができます(説明にあるように、写真は下りの時のものです)。延暦寺に向かうまでも楽しみがある、ということですね。

ケーブルカーを降りてしばらく歩いていくと、着きました。


ケーブルカー降りて徒歩10分でこちらの入り口です。

さて、次の見出しでは境内を少し説明しましょう。

もう少し詳しく

基本情報でも触れましたが、延暦寺は比叡山を境内としています。
もっと詳しく説明すると、「延暦寺」とは境内にある堂宇(堂の建物)の総称なんですね。つまり、延暦寺という建物があるわけじゃない、ということです。

その内部を、少しだけ紹介しましょう。


こちらは根本中堂。総本堂にあたる場所ですね。
建物は国宝で、廻廊は重要文化財です。

(延暦寺は3つ程の地域に建物がまとまって建っていて、東の東塔(とうどう)、西の西塔(さいとう)、北の横川(よかわ)がありますが、私が行ったのは東堂です。根本中堂はその東堂の最大の仏堂です)

現在ここは「平成の大改修」といわれる改修工事中で、そういえば私が訪れた時も上の写真のようにシートで覆われ、屋根の葺き替えの段階を見学しました。
屋根の骨組みを内部から見ることができるのは、貴重な時間でした。修復中ならではのものなんですよね、そういったものは。
もしこれから行かれる方は、今しか見られないものなので、ぜひゆっくりご覧になってください。
公式サイトでもその様子を紹介しているので、よろしければそちらもぜひ。

(冒頭の写真が改修に入る前のものになりますね。2016年に改修に入り、10年ほどかかるそうなので、次に姿を現すのは2026~7年頃でしょうか。時期は少し前後するかもしれませんね。終わるのを楽しみに待ちましょう)


西塔の本堂はこちら、転法輪堂(釈迦堂)です。
現在の釈迦堂は、延暦寺に現存する建築中最古のものだそうですよ。


横川中堂です。名前の通り横川の本堂にあたります。
お堂の中央部が下がっており、そこに本尊として慈覚大師円仁作と伝えられる聖観音菩薩(国重要文化財)が祀られているそうです。
現在の建物は昭和46年に再興された建物。境内の横川鐘楼(鐘楼は釣鐘堂または鐘つき堂とも言います)はこちらもまた国重要文化財に指定されています。

(冒頭の写真、3つのお堂の写真共に、無料素材よりダウンロードいたしました)

見学終わりにこんなものをいただいたりもしました。
おまけ写真として載せます。

周辺観光情報

ケーブルカー坂本駅の近くに、日吉大社もあるので、そちらもぜひ参拝してみてください。全国に3800余ある日吉・日枝・山王神社の総本宮で、方除け、厄除けの神様として知られています。

また、比叡山延暦寺は「古都京都の文化財」として、他の京都市内にある神社・仏閣等と合わせて登録されているので、そちらもぜひ訪れてほしいです。(上で紹介している西本願寺もですが、金閣寺(鹿苑寺)、銀閣寺(東山慈照寺)清水寺、二条城他、数多くの文化財がありますよ!)


最後にこの写真をどうしても載せたかった!
八重桜から琵琶湖が…。
これはケーブルカー乗り場に向かう帰り道に撮ったものです。

リンクとアクセス

比叡山延暦寺へは、京都市内から、もしくは私が行った琵琶湖ルートがあります。

京都より:叡山電車で出町柳駅より八瀬比叡山口駅まで約14分、そこから徒歩3分の叡山ケーブル、ロープウェイ乗り継ぎ比叡山頂まで。
そこからはシャトルバスで各所へ。
また京都駅より比叡山ドライブバスで延暦寺バスセンターまで約65~70分。

琵琶湖側より:京阪坂本比叡山口駅、JR比叡山坂本駅下車、徒歩かバスでケーブルカー乗り場へ。
ケーブルカーで延暦寺駅まで11分。そこから徒歩10分で東塔の入り口着。

車の場合:比叡山ドライブウェイ、もしくは奥比叡ドライブウェイで各所より。(要通行料金。冬季は降雪の場合があるのでチェーンお忘れなく!)


詳細はホームページより↓



大晦日の更新ということで、みなさん良い年末年始をお過ごしください!

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