ポッター症候群 05


入院~出産~退院 その後


このあたりは正直ツラすぎてあんまり記憶がない
前日から入院して促進剤を打ちながら
ラミナリア何本も入れて無理くり子宮口を広げるツライ時間を過ごして
翌日の昼過ぎ頃に産まれた

その時偶然に見舞いに来たママ友だけが
生きてる娘③に会えた人

出産した時もちゃんと泣いたけど
ただただ静かに呼吸がなくなるまで
抱っこして見守るしかできることがなくて
おっぱいもあげられない
すごく静かな時間だった

ポッター症候群は腎臓が悪い事であかちゃんのおしっこで
なりたってる羊水がなくて、羊水を吸ってはいてしながら育つ
肺の育成ができない病気(ほかにもあると思うけど)

静かにこと切れるのを抱っこしながら過ごした。
臨終を知らされて、小一時間で連れていかれた。

そら、他は新生児を祝うご家族ばかりだしね。
自宅に連れて帰ってもらって
出生届と死亡届を提出することになった。
名前が付けられたのは本当にうれしかった。

私自身は体力も精神も限界だったと思う。
あと1日入院して退院し
翌日には葬儀をして火葬して自宅に。

家で寝た切りの様な生活を数日して
翌週には娘の入学式
通常の生活へ

6月には社会復帰して新しい職場で勤務を始めた。

その後、余談ではあるけど
この件も含めた色々な事があって7月に夫と離婚する。
息子の誕生日に家裁で親権の手続きも完了して
完全なる子3人シンママ時代が幕開けた。当時30歳です。
ついでに思い出したけど、小さい小さいお骨を分骨して欲しいって言われてめちゃめちゃキレた。

せっかく名前を付けた娘③の戸籍は私の方に移動できなくて悔しかった。

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