㊻3分連続ドラマ脚本「タイムエフェクト(第15話)」
3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください！
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▼あらすじ
足立春樹(２０)は、智也、雅、菜月と共に10年前に埋めたタイムカプセルを同級生で掘る。
するとそこには『さやかを殺した犯人はこの中にいる』という手紙が…。
さらに菜月には「彩香を殺した犯人は雅」と書かれた手紙が届く。
10年前に死んだ彩香の事件が、蒸し返される…。
▼これまでのお話
▼15話の台本
▼登場人物
足立春樹(２０)…大学生
山原智也(２０)…フリーター
上野雅(２０)…大学生
奥村菜月(２０) …大学生
川瀬彩香(１０)…１０歳で亡くなった
山原浩二(４３)…智也の父・刑事
花沢沙織(２４)…昔の担任の先生
川瀬雛乃(８)(１８)…彩香の妹
雅の母
▼本文
〇上野家・雅の部屋(夕)
春樹、智也、菜月、雅がいる。
春樹「それと…ひなに会った」
雅「ひなってあのひな？」
春樹「うん」
菜月「で…ひな、花沢先生の塾に通ってるかもしれなくて…」
智也・雅「え？」
智也「それは…なんか変だな」
菜月「そう。偶然だとしたらできてる」
春樹「俺らもう一回花沢先生に会いに行きたいんだけど…一回逃げられてるから。雅に頼みたくて」
雅「え、ウチ？！無理無理無理。ウソとか付けないもん」
春樹「別にウソは付かなくてもいいんだ。でも、花沢先生に一番懐いてただろ？」
雅「まぁ…そうだけど…」
智也「なんで雅巻き込むんだよ。俺らはもう手伝わないって言っただろ」
雅「……いいよ。花沢先生にだったらウチも会いたいし」
春樹「ありがと雅」
智也「…俺も行く」
春樹「？」
智也「いろいろ心配だし」
菜月「どうする？」
目を合わせる春樹と智也。
〇同・前・外(夜)
雅が待っている。
角で雅を見つめる智也、春樹、菜月。
花沢がやってくる。
菜月「きた」
それとなく誰かを待ち構えている雰囲気を出す雅。
花沢が近付いてくる。
雅「花沢先生…？」
花沢「…」
雅「雅です、上野雅」
花沢「上野さん…！」
雅は花沢にお辞儀をする。
雅「あの…」
花沢「足立くんたちに言われて来たの？」
雅「…はい」
花沢「そう」
雅「ちょっと話したくて…」
花沢「うん。わかった」
歩き出す花沢と雅。
〇道・角
智也、春樹、菜月がいる。
菜月「うまくいったみたいね」
春樹「だな」
〇道
歩いている雅と花沢。
雅「先生。今春樹たちが尾行してます」
花沢「…」
雅「このまま一緒に巻いて話せますか？」
(16話につづく)
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