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夢を叶える時の最優先事項は“心を守る”こと
このマガジンは
私がつんく♂中2映画で脚本デビューするまでのリアルエッセイです。
前回は脚本制作の原作の反映の苦労を書きました。
今回は、その後にまたぶち当たった壁というか、事件があって、夢を叶える時に絶対に大事にしよう、と心に決めたことがありました。
で、これは誰の人生にも当てはまることだぞ…!と思ったので、そのことを伝えたい!
私が脚本担当した「従妹協奏曲」の今のあらすじが決まってからは
とにかく脚本を書いて、つんく♂さんからFBをもらって書き直す!というラリーを何度も続けていくことになります。
この辺りから齊藤監督も入ってくださり、
たくさん相談させて頂きて進めていけたので、
チームとして一緒に脚本を作っていけたのですごく心強く、すごく楽しかったです!!
ですが、そこでまたひと悶着あった時のことを今日は書きたい。
中谷プロデューサー、齊藤監督、私で脚本の打ち合わせをしていったのですが
もうその段階で脚本の締切りが20日切っていました。
でも、齊藤監督が
「まずは尺気にせずに書いていいよ!そっから削ればいいから!」とか
「人物表一回作ってみてから、チームで共有して、脚本作ろう」とか
結構ひとつひとつ丁寧に道筋を教えてくださったお陰もあって
不安の大きさは結構少なく、脚本のことは考えていっていけたんです、途中までは(笑)
この辺りでヒロインと豪さん、新垣さんの出演がうちの作品に決定して
そこは中谷Pが「豪さんはこんな役柄がいいと思っていて」とか
「新垣さんはこんな役柄で」みたいな感じで言われて、
それをどんどん作品に反映していくというのも
この時期の大きな脚本作業のひとつでした。
中谷Pからも「ここからはチーム戦で!」と言われ、進んでいったので
誰に何を聞いたらいいのか、
相談したらいいのか、というのが
自分の中で明確になっていて、
そういう仕事を進める上の不安がなくなっていた最中、事件が起きます。
それは多方面からのダメ出しです。
脚本のやり取りを開けている場所で行っていたため
「台本見ちゃいました」みたいな人からダメ出しが来たりして。
そこでどうすればいいかわからなくなってしまった私は、
まっっじで脚本が書けなくなります。
これ、どういうことかというと
「チーム戦でやるぞ!」というタイミングでダメ出しがきたのと
プラスして翌朝までに原稿ください!って
中谷Pに言われたタイミングで
「今の脚本、こうなのでは?」という多方面からのダメ出しが一気に届き、
私は経験がないから、どこから手を付けていいかわからなくなってしまったんです。
まじで思考ってフリーズするんや、って思いました。
今思うと
「チームで話したこと」をまずは修正すべきなんだけど
外部からのダメ出しも目に入ることで、
どれから手を付けていいかまじでわからず、
シンプルに混乱してしまったんです。
結局、自分の中で何も消化できず、
その上、タイミングが悪かったため、普通に自信をなくしてしまって…。
結果的に自分の書いたものを自分で永遠に✕を付けるという展開になって朝になってしまい…。
(書いても書いても、これダメだ。これダメだってことね)
本当に思考が停止してしまって、何度書いても原稿も完成せず、閃きもゼロ。
さらに「全然閃かない…。まじで脚本書けなくなっちゃった、どうしよう…!」という不安と焦りでもう泣きたい気持ちでいっぱいでした。
しかも、
こんな一気にくることある?って感じで
みんな、いっそ、極悪人だったらよかったものの、
お世話になった人だったり、自分のためを思っていってくれているのがわかったから、
余計にまじで辛かったんですよね。
結局、翌朝に原稿を上げれなかった私は
朝に中谷Pに時間をもらって、
一応ちゃんと電話で話をしました。
「すみません、どこから原稿を手を付けていいかわからなくなりました。
あと、お願いがあります。
ダメ出しをもらう場合は、中谷Pを通して、私の目には触れないところでもらってもらえると超助かります。
だいぶアレなので…!!本当にアレなので!!!」
といって、
何故かアレでこんなに伝わることある?という感じの返答だったのを覚えている。
その時はとりあえず原稿は現時点で出したか、
確か先送りにしたんだけど
私があまりにも混乱していたからか、
ちゃんと次の打ち合わせではその多方面からのダメ出しを一個ずつ潰していく、というのに中谷Pと監督が付き合って下さり…。
私の気持ちも諸々受け止めてくださり、すごく大好きな人たちになりました。
チームって、こうやって、頼った分だけ仲間になっていくから楽しいし、いいよね。自分の不安が激減する。
今回は本当にタイミングが悪かっただけで、
いつもなら自分で受け止められるものができなかったってことなんだけど
でも、今回の件で私は心に決めたことがある。
それは「夢を叶える時に“心を守ること”を最優先にしよう」ということ。
これはとにかく自分の心を守る、ってこと。
他人は自分の将来の可能性だったり、状況まで普通は把握できないものだから
夢を叶えたい時に、自分で自分の心が傷つかないようにすることは本当に大事なんだなぁ…って。
基本的に夢を叶える過程って、必死以外のなにものでもないから
他人に言われるふとした一言だったり、
ちょっとのことで挫折しやすいと思うんだよね。
だから、そんな時には先回りして心のポキッを阻止しておくことや、自分の“やる気”が落ちないような対策がまっっじで大事だと思うんだ。
今回のことだって
脚本家はダメ出しをたくさんもらう仕事だけど
タイミングが悪かっただけで、
自分のたかだか気持ち次第で、
こんなにも脚本って書けなくなるんだ…!というのを実感してしまうと
普通にまじで絶望的な気持ちになった。
あれで持ち直せなかったら、「脚本家向いてないわ」とか「脚本家の仕事やっぱいいや。目指すの辞めよう」とか思っちゃうと思うんだよね普通は。
(私はこうやってエッセイにするから別にいいけど)
他人は自分の気持ちや将来まで責任なんて取ってくれないものだから、
夢を叶える時には“自分の心をしっかり守る”ということを最優先させるのは
めちゃくちゃ大事なんだろうなと思ったよ。
これは脚本家を目指す人に関わらず、夢を追っている人全員に伝えたい。
心は自分で守るものだからね!!!
心が壊れてしまったら、傷付いてしまったら、
本当に何にもならないからね。
これは人生において、超ー大事なことだと改めて思ったよ。
実は結構最初の方に
中谷プロデューサーに「あんまりみんなに見えるところでやり取りしないこと、気にしすぎないこと、全員からダメ出しをもらわないようにすること」
そんなことを軽く言われていたんです。
言われたことまんまではないけど
全員からもらうと結局わからなくなって、進めなくなるし、自分の色が消されちゃうからさ!!
みたいなことを言われて。
それをふと思い出したりした一件だったよ。
この件も中谷Pの手のひらで転がされていたのか?という案件だったよ。
何故かいつも最後は中谷さんが持っていく…。
だからきっと「アレ」で通じたんだろうな。
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夢の初脚本作品です!
— 深月あかり@いとコン脚本担当 (@yuchachaso) December 26, 2020
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