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つんく♂中2映画で変わった、私の中2。

どーも、深月あかりです。
普段はアイドルの振付けをしたり、ダンス講師をしたり、脚本を書いたりしています。

さてはて、「中2映画」ですが
私が脚本担当をした「従妹協奏曲(通称:いとコン)」は撮影が終了していて、今編集作業をしているそうです。

つんく♂中2映画を超簡潔に説明すると
「中2」がテーマの映画で、つんく♂さんのオンラインサロンメンバーが中心に製作しているって感じです。
もちろん中2映画のヒロインは、「中2に見える女の子」のオーディションから選んだ子っていうのもひとつの魅力です。

私はこの「中2映画」で、脚本担当できることになり、
脚本家デビューできることになったんですが(そのことについてはこちらのマガジンを読んでね!)
自分が夢を叶える第一歩になった!ということよりも
もっと皆さんに知って欲しい大事な大事な伝えたいこととエンタメがあるので、ちょっとお話させてください!

ここまで読んだ人には、ぜひ読んで欲しい!
私の人生を覗く気持ちで温かく読んでもらえたら嬉しいな。

私にとっての「中2」

つんく♂さんがオンラインサロンで「中2映画やろう!」ってなった時、
私が参加する理由としては「つんく♂が言ったから」でした。
あとは純粋に楽しそうでワクワクしたから、というのもあります。

「中2映画」を作るにあたって、
みんなが中2の時、何してた?っていう話もスタッフ間でしましたし、
脚本家を作る時も自分の中の中2はこうだ!というのを何度も考え、話したりしてきました。

つんく♂さんは、一番自分が戻りたいのが「中2」で、14歳に戻ったらなんでもできる(無限の選択肢大!)みたいなことをおっしゃってたんですよね。
(※私の言葉で書いているので、つんく♂さんの言葉そのままではないです)

でも、私にとっての「中2」といえば、
一番戻りたくなくて、一番人生が辛かった時期で、
14歳の一年間はできればなかったことにしたい、と思ってました。
そう、まさに正反対です。

なので、スタッフでの「中2」についての話し合いも
“辛かった時期過ぎて記憶がない”っていうのが私のシンプルすぎる事実でした。

学校も死ぬほどつまらなかったし、自分の友達もたくさんいじめられて傷ついていたし、自分も浮いていたと思うし、たぶんいじめられていたってことなのかな。(辛すぎて記憶が定かではない)
学校ではボヤ事件とかわりとちょくちょく起きてたし、自分の初恋の人は学ランに絵の具付けられてなんかいじめられててすごい辛そうな顔してたし、新任の担任の先生と合わな過ぎて、何度も何度も事件だったし、
家ではお母さんの様子がヒステリックの度を越えて、おかしくなってしまって、毎日ヒリヒリピリピリしていたし、
一緒に住んでいたおじいちゃんが死んでしまったのも14歳で。

とことん、死にたかった一年間が私にとっての「中2」でした。
よかったことなんて、まじで一つもなかったと今ですら思っています。

私が中2で見ていた世界は、本当に生きている価値のない世の中が広がっていました。

そんな私が中2映画で取り戻したもの

ですが、そんな中2にトラウマを抱えた私が「中2映画」に関わって、取り戻せたもの、塗り替えられたものがあります。

それは“「中2」という思い出”です。

私にとっては、中2といえば、人生で一番死にたかった時期で、思い出もなければ、辛い記憶しかないので、
基本的にはめちゃくちゃ頑丈な南京錠がかかっていて、中2という記憶がなくなっていました。
それと共に、きっとちょっと良かった思い出もきっとあったんだろうけど
思い出さないように記憶の鍵がとても頑丈にかけられていました。

ですが!

「中2映画プロジェクト」に関わったことで
私の「中2」に思い出ができました。

もちろん、やり直せたなんて言いません。
でも、「中2」という思い出がなかった私に
「中2」の思い出ができたことは本当にすごいことです。

そして、脚本家デビューする夢まで叶えられた。
このプロジェクトに参加したことで、私の「中2」は完全に塗り替えられました。

あなたの「中2」は何ですか?


中2って、「最も言語化ができない年頃」だと私は思っています。

言いたいことがあっても言えない、だからずっとモヤモヤしている、というのが「中2」だと思うんです。というか、私の中の「中2」の定義はそうです。

言いたいことがあっても、まだ人に伝えるための言葉を知らないから
うまく言語化して伝えることができない、だからモヤモヤするし、なんかイライラする…そんな感じかな。

もちろん、言いたいことがあっても、
恥とかがあって言えない、というのもあると思います。

なので、私が担当した脚本「従妹協奏曲」はラブコメですが
そんなことを監督さんと話しながら詰め込んだつもりです!!

「中2映画」って、言葉だけ聞くとまだまだわかりにくいし、
「中2映画って何ですか?」っていうことをよく聞かれるんだけど
たぶんプロジェクトに参加した人、見た人、それぞれの「中2」がきっとある。

あなたの「中2」ってなんですか?

ぜひ、教えて欲しいです。

作品を作ったり、プロジェクトを進める中で、
自分たちが残したり、何か影響を与えたり、できることなんて本当に少ないって、思うんです。
でも、
作品を見てくれた人や、キャストさん含め、撮影のスタッフさん、中2映画スタッフ、オンラインサロンメンバー、
いろんな関わった人たちに自分が受け渡せるものはきっと「思い出」しかないんだろうなって思います。

それが誰かの人生の「中2」を彩る思い出になったら、めっちゃいいなって、
きれいごとみたく聞こえるかもしれませんが
中2トラウマがあった自分だからこそ、超ーー強く思っています。

深月あかり

▼自己紹介記事はこちら

▼中2映画note

▼中2映画で脚本デビューするまでの道のり






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