忘れもしない、第八稿。撮影10日前くらいに作風の変更した話。
このマガジンは
私がつんく♂中2映画で脚本デビューするまでのリアルエッセイです。
前回は、いろんな人からいろんなダメ出しが来て、
私が爆発したお話でした。
今回は、忘れもしない第八稿の話です。
ショートムービーなので、20分という決まりがある中で、
齊藤監督が「短くするのは後でできるから!好きに書いていいよ!」といつも言って下さったのが、私はとても救いだったのですが…
そうは言えない【撮影日】が迫ってくる中で、
つんく♂さんから台本のOKが全然出なかったんです。
書いても書いても最終稿にならなくて、
そんな焦りもある中、
「ひとまず自分なりにもうこれで完成!っていうのにそろそろ仕上げようね」なんてことを言われ、
第八稿は私の中で、
今の私の精一杯の完成だ!
誤字脱字ナシ!確認OK!修正するとこ、もうナシ!
と思って、それこそ気持ちは自分なりの完成でつんく♂さんに提出したところ、まさかの展開になりました。
それは、そもそもの作風(方向性)のダメ出しでした!
…といのも、、
初稿から
今まで「ゴテゴテのコメディ」みたいなイメージでずっと作って来ていて、
ようは「なんでやねん!」みたいなツッコミがあるようなコメディ的な作風で作っていたんですが
つんく♂さん的には
コメディタッチのヒューマンドラマ的なイメージだったらしく、
ゴリゴリのコメディを固いコメディと表現するとしたら、
柔らかいコメディにしようね!って感じだったみたいで、
つんく♂さんからのフィードバックがきて、
中谷プロデューサー、齊藤監督、私、
共に「、、、、!!!!」となり、
(心の声は「ヤバい!」でもある)
3人でまた打ち合わせをし直して、
ひとつのセリフ、ひとつのシーンごとに話して、
作風の修正みたいなのを行っていきました。
本音を言うと
「え、今から?!」って感じで、
本当に間に合うのかどうかがすっごく不安でした。
もうその時点で、
撮影10日前とかで、私としては「やばいやばい!!」って
本当にテンパっていたんですが、
その作風修正をしたら
今まで20分に収まらなかったものが、
見事に20分に収まり…
つんく♂さんの狙いだったのかわかりませんが、
本当につんく♂さんの偉大さを実感しました。
せっかくなので、思い出の第八稿をほんのちょっとだけ載せておきます。
本編との違いを見つけてみてね(*'ω'*)♡
「従妹協奏曲」ダイジェストはこちら!
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