⑫3分ドラマ脚本「アイツの恋は私の恋」

3分の脚本です。
ぜひ、演技の稽古などに使ってください!
映像化したい場合はお問合せください。

▼登場人物

・彩(23)…社会人
・洸希(23) …社会人
・唯人(23) …社会人(声のみ)
・奈美(23)…社会人(ライン画面のみ)

▼本文

〇洸希の家(朝)・寝室

ベッドの上にいる洸希(23)と彩(23)。二人とも裸姿である。
隣同士にいながらも二人とも無言で携帯をいじっている。
洸希の画面には『奈美』とのライン。
彩の画面には『唯人』とのライン。

目が合う、洸希と彩。

洸希「唯人?」
彩「まぁ…」

着替え始める洸希。

洸希「飯でも食う?」
彩「…ありがと」

リビングに行く洸希。ベッドの上の洸希のラインの通知音が鳴る。
ディスプレイには「奈美」とある。

彩「……だよね」

洸希の背中を見つめる彩。

 〇同・リビング(朝)

ご飯を食べている、彩と洸希。楽しそうな二人。

✕   ✕   ✕

彩「ごちそうさまでした」

食器を台所に片す彩。
テーブルの上の彩の携帯にライン。「唯人」と表示され、小さくため息を付く洸希。

 〇同・玄関

洸希が彩を見送る。

洸希「じゃ」
彩「…じゃ」

〇道

歩いている彩。

彩M「好きな人の幸せは願うべき…か…」

彩の携帯電話が鳴る。

彩「あ、もしもし?あ…さっきのラインのこと…?うん、いや、ほら…唯人と奈美ずっと付き合ってるからちょっと言いにくかったんだけど…奈美に洸希が気になってるって相談されて…」

〇洸希の家

奈美とラインをしている洸希。

洸希M「好きな奴の幸せは願うべき…」

〇洸希のLINE画面

洸希の声「唯人、奈美のこと気になってるって」

 〇(元の場所)洸希の家

奈美とラインをしている洸希。

 〇(それぞれの場所)

彩がいる。
洸希がいる。

彩・洸希M「アイツのために。自分の恋は捨てた」

(了)

▼お問合せ

連絡先

mail:akari.3zuki@gmail.com

脚本のポートフォリオ


いいなと思ったら応援しよう!