第12回絵本・イラスト原画展
2023/9/15~9/20まで、公募展『第12回絵本・イラスト原画展』に、出展しています。
今回は、
『ぼくのゆめ』と
このときのためにラフ画から描きおろした、『Animal Music』を出展しました。
『ぼくのゆめ』は、実は我が子が主人公です。
その『ぼく』は、小児がんでして。
令和2年の夏前に、発見されました。
現在も治療中です。
視神経に腫瘍ができてしまうという、摘出もできない、難病指定されている病気です。
最初は違う病名を指摘され、腫瘍を摘出すれば大丈夫だからと、紹介された外科医の元へ飛んでいき、開頭手術までしましたが、視神経にできてしまっているとのことで、摘出不可となり、頭を閉じました。
頭蓋骨のおでこ部分を約5cm辺の五角形に切り取り、そこから前頭葉を半分に切って、内視鏡で見ていただいたけど、視神経にからみつくようにはりついた、沢山の腫瘍を切り取るということは、完全な盲目になってしまうということもあって、無理でした。
我が子の頭を開けられるだけでも、ショッキングだったのですが、医者を信じるしかなかったですし。
ですが、術後の医師からの「治す薬もない」という言葉も衝撃的なショックで、夜な夜な、ただ泣くだけの日々でした。
でも、ほんの少し垂れ下がっていた腫瘍を切り取られ、それを検査したところ、悪性ではなかった。
それは本当に、救いであったかもしれません。
しかも驚くことに、沢山の奇跡と出会いがあって、息子は現在、学校にも通えるほど元気に過ごしています。
またその詳しいお話は、どこかで話そうかな。(noteやっています)
そんな『ぼく』の物語のイラスト。
『ぼく』は、紙飛行機を作るのが、とにかく大好きなのです。
そして私に、飛行士になるのが夢と話してくれました。
そのときの、私の想いと『ぼく』の気持ちを描いたイラストです。
前にもご紹介しましたが…。
『Animal Music』は、動物たちの鳴き声が、楽器になったら…を創造して、描きました。
この公募展は、西宮北口のギャラリー甲風画苑で開催されています。
癒しのイラストが、沢山並んでいました。
それぞれのイラストのエピソードを読みながら、私も楽しく鑑賞しました。
沢山のご来場をお待ちしています。
●ギャラリー甲風画苑