GID治療を通して手に入れたいもの
こんばんは、夜行性の人です。
今日1日おやすみとして、Uber優先でできなかった用事も済ませて、ひとりでフラフラと出掛けてました。
それと、部屋の模様替えをしました。うちは元々おかあさんも住んでいて、お付き合いされている方の所へ出ていったのですが
2人で暮らし始めたあの日からずっとある家具や、おかあさんが置いていったものが沢山あり、捨てられるだけ捨てましたが捨てられないものも残っています。
12帖(6+6帖)と9帖のダイニングキッチン…?になるのかな
結構ひとりには広い部屋で、おかあさんが出ていって数年間は放ったらかしで、元からわたしの部屋の6帖のみを居住区としていました。
それもしばらくして、おかあさんはもう大丈夫だなと思い、全部自分の部屋にしました(家賃わたしが払ってるのに不釣り合いだと思ったのもある)
だからすごい気に行った部屋にできたのですが、やっぱり大きなタンスとかが残っていて、イメージとあわずに困ってました。
一旦その話は置いといて…
父の元を無理やり離れてから数ヶ月前までの半年間のように“性同一性障害”とどう向き合っていくか。のような大きなものでは無いのですが
今日一日自分を見つめ直して
GID治療を通してわたしが手に入れたいもの
を真剣に考えてみました。
結論は正直言うと70点くらい。
その中でも核心をついているなと思った部分があります。
もちろん、理に抗い女性らしい身体を手に入れたいという願望は確かにあります。
でも正直それって…言っちゃえばわたしにとっては必要なオマケであって1番欲しいものでは無かったんです。
成長期で男性が女性かの分類に明確に分けられてはいますが、“男らしくない身体”を持つわたしにとっては取り急ぎ欲しいって訳ではなかったんです。
いつも何を夢みてきたか…そんなことを悶々と考えていました。
かわいいものに囲まれて生きていきたい。女の子のような生活をしたい。
この願望はわたしにとっての根源です。もちろんそこには、それに見合う自分の姿も含まれています。
そう、わたしがマストで手に入れたいものは“女の子らしい生活”でした。
性差の概念ってすごいもんで、覚悟を決める前は衣食住すべてが男性嗜好になっていたんです。
わたしは、生物学的にとか言う話は置いといて
性別は脳が決めていると思っています。
これはあくまでわたしの脳内の話ですが
「男だからこうしろ」みたいなのって周りから言われてきましたが、諦めていた自分(としておきましょう)は「男なんだからこういう部屋に…」って勝手に決定づけてたんだなって感じます。
他の方と自分とでは生活環境も違うでしょうし
わたしの場合ひとり暮らしで自由だったわけなので取り巻く環境の差がいろいろありすぎて勝手なこと言えないんですけど
「男(女)だからこうする」って結局自分が決めてるんだよなって思いました。
だから今のわたしはフェミニンなインテリアに囲まれて過ごしたいって思いますし
食生活も気を使ってみようとか考えるようになりました。
まぁこれってもともと“憧れ”としてあったものを現実的に実現出来るから…なんでしょうけど
つまりわたしの第1の欲しいもの“女の子らしい生活”は周りにカミングアウトをしてしまえば(極論しなくてもいいけど)手に入れられるもので
ホルモン治療とは関係なかったのかなと思います。
でも、家にいるだけが生活じゃないですよね。
わたしはもちろん、女性として社会に復帰することを強く希望しています。
その為にはわたし自身が女性に近づかなければならない。
全てを手にするには結局ホルモン治療が必要でした。
えーーーーーと
ここまで何が言いたいかと言うと
まず女の子らしいお家での生活を手に入れるために頑張って稼いで家具買って、幸せな気持ちになってるうちに
日々の努力で女性に近づいてゆければ、女の子らしい生活ほぼ全て手に入れられるんじゃないですか。
ということです。
わたし、毎日泣くほど女の子になりたかったんですよ。
でもわたしは歪なのかな。今も今までもこれからも全部楽しい。
幸せなんです。
努力で欲しかったものが手に入るなんて。
借金とかもそうですが、失うばかりの人生でしたから。
これからは、努力次第でなんでも手に入る。
諦めてた、女の子になることだってできる。
なんでも手に入るんだ。努力は報われるんだ。
わたしは、得られる幸せで胸がいっぱいです。