メンバーに高い要求をする話
私は前職時代にマネジメントをしたことがなかったので、この会社で初めてのマネージメントをさせてもらっている。最近それについても大きな学びがあったので共有させてもらいたい。
マネージメント経験のある人からすると当然のことかもしれないので、そこはご愛嬌。
要求するのが怖かった
例えば「来月はスカウト数目標XXXいこう!」とか、以前のわたしはとてもじゃないけど言えなかった。なぜなら、要求するのが怖かったからだ。もっと言うと要求して「こいつ無茶いうな…」とか思われて嫌われるのが怖かった。
でも今は100%の自信を持って言えるのだけれど、これはマネージャーの仕事が全くできていない。ひどいマネージャーだった。
高く要求する、そして期待する
最近、高い目標も、コミットメント高く達成していくみんなに教わったことがある。マネージャーの仕事は「高い要求をすること、そしてそれを達成することを心の底から期待すること」であるということだ。そして今はそれができているんじゃないかな…?と思えるようになってきた。ひとえに、高い目標を達成しているみんなのおかげだ。
マネージャーの役割はたくさんあるのだけど、その中の一つに「メンバーの本来の能力を最大限に引き出すことで成果を最大化すること」なんじゃないかと思っている。
自分もそうなのだけれど、人間は元来、非常に理性が弱く、一人で頑張ることが難しい生き物だと思う。実は、自分ひとりだけで自分自身の能力を出し切れる人は滅多にいないんじゃないかと思う。
そうしたときに、本人以外が「あなたならこれくらいは本当はできるはずだ、やってみよう、いけるはずだ!」と能力を引き出してあげられるのがマネージャーという仕事なのではないかと思う。
やっとスタートライン
もちろんその過程は楽なものではない。一人で普通に頑張ってできないことを、みんなで普通じゃなく頑張ってなんとか達成するかしないかの戦いをしているのだから。
これからの私は多分、みんなにもっと高い要求をすると思う(というかもうかなりしてしまっているように思う)。でも、いじめたいとか悪意では一切ない。心の底から、今のチームならできると思っているから要求するのである。
相手に求める以上は自分にも高く求めないといけない。自分も絶対にこの良い流れを止めないし、もっと加速するために、少なくともIVSで優勝したいと思う(これで二次審査で落ちてたら本当に大声で笑ってほしい…)。
ここからかなりしんどくなると思うけれど、その分楽しいと思うし、10年後に「キツかったけど最高だったね」って美味しい酒が飲める1年にしよう。
力を貸してください。
※この文章は社内向けに岩崎が毎週書いている小話を再編集したものです。