【第3話】今週の小話:そのミーティングは1時間必要?
今日はリモートになって通勤も往訪の移動時間もなくなって、コントロールできる時間が増えた今だからこそ自分の時間の使い方を改めて考えよう、そしてその時間を意思決定に使おう、という話をしたいと思います。
そのミーティング、本当に1時間必要?
なぜかミーティングってデフォで1時間セットされることが多いんですけど、「本当に1時間必要ですか?」と毎度思います。「ミーティングっていえば1時間」と思考停止してるビジネスマンも世の中には多い気がします。
一日の労働時間って労務観点でいうと7.5時間が基準なんですが、1時間ミーティングするとスイッチングコストも考えるとその日の稼働の1/7使ってるんですよね。これはかなり大きいです。
でも逆に考えると、半分の30分で終わらせることができたら今の倍、仕事ができるはずです。自分も意思決定系のミーティングは30分でセット、足りなかったら追加、というスキームで自分の時間をコントロールするようにしています(とはいえ発散させたり、こってりお話するのが重要なものもあるので全て30分以内にしろという意味では全くないです!)。
同じ理由で、マウス使ってゆっくり作業していたり、毎回同じ作業をしてしまっていたり、脳みそを使わない時間は必ず自動化したりするようにしています。自分がやらなくていいようにハックしていくスタンスを忘れたくないものです。
1週間の価値は200万円
話は変わりますが、半年くらい前ベロベロに酔っ払った長村さんに「意思決定スピードが遅い!1週間意思決定遅らせるってことは200万円垂れ流してるってことやぞ?」という喝をいただいたことがあります(ちなみに本人は一切覚えてないらしく、後日私がこの話をしたら「岩崎はええこと言うな〜」と言ってました)。
「(当時)この会社は月に800万円くらい使ってるので週にすると200万円つこてるで」っていうあくまで例え話(もっというと詭弁かもしれない)なんですけど、この感覚ってすごい重要だと思います。本当にその意思決定は200万円捨てても遅らせるべき意思決定なのか?この場でできる意思決定ではないか?というのは各人が常に意識していきたいところです。
キツい意思決定の数だけ人は成長する
今日、上谷さんのnotionを見て「本当にそうだな…」と思ったんですけど、やっぱり人間ってキツい意思決定の数だけ成長するように思います。意思決定って何かを捨てることなので、すごいキツイんです。できる限りしたくない、遅らせたい、という力学がどうしても働きます。だって捨てないといけないんだもん。
でもそれをやってきた人たちってやっぱり強いです。
自分もまだまだなんですが、高速に重たい意思決定をし続ける経験をさせてもらえたことがありました。キュレーションが大炎上してしまったときに偶然巻き込まれてしまい、経営陣の皆さんの毎日の経営会議での意思決定に参加させてもらいました。そんな日々で同僚はどんどん辞めていきましたし、正直自分も逃げようかと思う瞬間はありました。でもおかげで、世間からの批判への覚悟とか、大切なものを捨てる勇気とか、自分より強い人たちの巻き込み方とか、そのときたくさんのことを勉強させてもらいました。
意思決定を遅らせたり、自分以外の人にお願いするのは200万円どころか、もしかするともっと大切な「自分の成長機会」を失っているということを自覚していきたいです。
この会社では皆さんは是非、意思決定の機会を自分のものにしていってください。時間の使い方をコントロールして、高速で意思決定していきましょう、というお話でした。
それでは!