週3日の自炊で食材を使い切るレシピ 10月 #週3レシピ
●初めて読まれる方へ(企画内容をご存知の方はすっ飛ばしてください!)
週3レシピは、ファッション雑誌の着回しコーデのように「常備食材に旬の食材や定番食材を5つほど買い足して、週3日の自炊で使い切るためのレシピ」です。
私が週3レシピを提案し、平野くんが実際作ってレビューする往復書簡形式でお届けします。平野くんが書いてくれた第二回のレシピレビューはこちら。常備食材や基本の調味料については初回を参照ください。
それでは10月の食材行きますよ〜。今週のメインは蒸し鶏です!
●10月の食材
旬の食材:長ネギ 2本定番食材:鶏もも肉(または鶏むね肉)1枚常備食材:にんじん 1本、生姜 1かけ、卵3〜4個(念のため書いておきますね)
今週の買い足しめっちゃ少ないです。経済的! 今週は炊飯器で作る蒸し鶏をマスターします。蒸し鶏があるだけで、サラダの具に、ご飯のともに、おつまみになるので知っておくと便利ですよ。
●炊飯器蒸し鶏の作り方
蒸し鶏の材料
・鶏もも肉(または鶏むね肉) 1枚
・塩 肉に対して1.5〜2%の塩(300gの場合4.5〜6g)
・酒 大さじ2
・生姜スライス 1かけ分
・長ネギの青い部分 10cmほど
基本の作り方は。お肉をジップロックなどの薄くて密封できる袋に入れ、お肉に対して1.5〜2%の塩と酒大さじ2を入れて揉み込みます。その後生姜スライス(厚さは適当、皮は剥かなくて良い)と、長ネギの青い部分を入れて、30分〜1時間ほど冷蔵庫で味をなじませます。この後お湯を使うので、沸かす準備をしておいてください。
鶏肉を冷蔵庫から取り出し、袋の中の空気をよく抜いて炊飯器に入れます。沸騰したお湯を鶏肉が浸かるまで入れ、蓋をして保温ボタンを押して2時間待ちます。
2時間後、炊飯器から取り出します。袋の中の水分はおいしい鶏スープなので捨てずに、ボウルなどに移しておいてください。 切ってみるとこんな感じ。ぜひ食べてみてください。おいしいはずです。
これらを使って週3日分の一汁一菜を作って行きます。
では曜日ごとに作り方をご紹介します。
●月曜日のレシピ
一汁:鶏スープ
ボウルに移した鶏のだしでスープを作ります。茶こしがあれば、細かいアクを一旦取り除くとクリアなスープができます。鶏のだしは塩気が強いと思うので、ちょっとずつ水を足してちょうどいい濃さにしてください。写真は卵スープですが、何も入れないクリアスープも良いと思います。お好みで。
一菜:蒸し鶏ご飯
蒸し鶏ご飯に合わせるネギだれを作ります。長ネギの白い部分1/3をみじん切りに、生姜はお好みの量をすっておきます。ネギと生姜を小鍋に入れ、8割方のネギが隠れるくらいまで多めに米油かごま油を入れます。
中火にかけ、焦げないようにゆっくり火入れします。1〜1分半ほど経ち、火が通ったら塩で味を整えて完成(ちょっとずつ入れてください)。蒸し鶏を5mm幅に切り、ネギソースをかけて完成です。
●水曜日のレシピ
一汁:焦がしネギと鶏のスープ
ネギを2cm幅に切り小鍋に少量の油を入れて、中火にかけます。表面に焦げ目がついたら返して裏面も焼きます。焦がさないようにね。両面に焦げ目がついたら汁椀1杯分の水を入れ(水が跳ねるので注意してください)、沸騰させます。切った蒸し鶏を入れ、塩で味を整えます。だし感が足りなければ鶏がらスープの素を少し入れてみてください。
一菜:にんじんシリシリ
写真はきんぴらですが、こちらのレシピでにんじんシリシリを作ってみてください。和風だしの素がなければ、かつお節で代用できます。にんじんの細切りはこちらを参照してください。スライサーがあればスライスしてから細切りにしても良いです。卵は入れなくても問題ないです。お好みで!
●土曜日のレシピ
一汁:にんじんのシンプルスープ
有賀さんのにんじんスープレシピがおいしかったので、ぜひ試してみてください。平野くんが買った有賀さんの新刊にもレシピがあります。滋味深いってこういうことか〜としみじみしますよ。
一菜:ネギと卵の炒め物
以前の「トマトと卵の炒め物」と同様のレシピです。ネギは1cm幅にななめ切りし、卵を溶きます。卵に塩を少々ふり、牛乳があれば卵1個に対してティースプーン1〜2杯くらい入れます。牛乳を入れると卵がふわふわになります。炒め始める前に、お皿を用意しておいてください。
フライパンに油を多めにしき、十分に温まったら卵を入れ、5回ほどざっくり混ぜてお皿に取り出します。同じフライパン(洗わなくて良い)に油を敷き、ネギを入れます。軽く焦げ目がついた方がおいしいので、最初の1分くらいは放置です。ネギに火が通ったら卵をフライパンに戻し、ネギと卵を混ぜ合わせて完成。塩気が足りなければ調整してください。
ネギだれが余ったらご飯にかけてもおいしいです。蒸し鶏が余ったら、生姜などでアクセントをつけてお茶漬けにしてもおいしいですよ。
それではまた!