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steamroid

この世は実に不思議なモノで
自分は善だと思っていたモノが
他人には善ではなく
他人が悪だと思っていたモノが
自分には悪ではなく
つまり、主観を変えれば
それは善にもなり悪にもなる。

正しいと思っていた
だけど、違う角度から真実が見えた時
人は一体どうするのだろう。

知らないから恐くなる。
知らないから今も暗闇の中なのだ。

私は自分の無知を恥じ

知りたいと思った。
もっともっと知らなければいけないと思った。
この世の理を。
この世のすべてを。

【steamroid】

PARALLEL WORLDに住む労働ロボット
生み出すための工場と、壊すための工場が存在する中
彼は壊すための工場で働いていた多くのロボットの中の一人
今自分がしている事に疑問を抱き、真実を知ってしまい心を痛めている
大きな冷たい体の持ち主だが、誰より優しさやあたたかさを持っている
更なる真実を求め、工場を抜け出しyucatと共に旅に出る

『steamroid』
作詞・作曲/yucat 編曲/

赤く染まる海原
青の記憶は朽ち果てたまま
日常に変わってゆく
錆びた色の悲しみは
何処に向かうかも分からない
ママ…もうすぐだよ

ブラウス ボタン外して
恐い恐い 吠えた口で
左脳を喰いちぎる

もう何にも見たくない
この世の理 夢だと言って欲しい
もう何にも救えない
この身を捧げる
やめてよ 誰も壊したくない

周りの声と顔色伺い
感覚もないこの身を委ね
流れるまま 右、左へと
空気のような高い壁が
敵or味方になる
ねぇ 僕は誰と戦ってるの?

イヤフォン ボリュームまわして
嫌だ嫌だ 拒んだ指で
ピアノを奏でる

もう何にも拭えない
この世の悲しみ
この手じゃ抱えきれない
もう何にも選べない
本当の自由は恐いよ
僕はここでしか生きられない

恐い恐い恐い恐い
知らなかったんだ 何も
僕は言われた通りに
毎日同じ時間に同じ場所へ行き
上から流れて来るモノを壊す
それはこの世界を救うこと
なんだって言われたんだ
傷つけたくないのに
失いたくないのに

もう何にも見たくない
この世の理 夢だと言って欲しい
もう何にも救えない
この身を捧げる
やめてよ 誰も壊したくない

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