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バーチャルじゃんけん大会に参加してーときのそら 3rd Album「Re:Play」発売記念ー

ときのそらさんのカバーアルバム「Re:Play」の発売記念イベントである、バーチャルじゃんけん大会に参加してきたのでレポートを残しておく。

じゃんけん大会の概略について触れておこう。

まず参加方法についてだが、
ゲーマーズの店舗又はオンラインショップでアルバムを予約することで応募する権利を得ることがでた。実際に参加できるかは抽選による。

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開催場所は近年の事情を鑑み、Zoomによるオンライン。
11月24日(水)のアルバム発売当日と27日(土)の2回にわたって開催された。筆者は運よく27日に参加することができた。

では、そもそもじゃんけん大会とは何をするのか。

これは読んで字の如し、本当のじゃんけん大会だ。
参加者には参加特典としてトレーディングカードが配られるが、そらちゃんに勝利することによって、その種類が変わる。

といっても多人数対そらちゃんで行うという勝ち抜き方式ではなく、Zoomによる一対一の勝負。まさに真剣勝負なのだ。

実はこの大会、開催日が近くなっても詳細が決められておらず(そらちゃん談)、急遽実施することになったことが想像される。
アルバムを発売するにあたって、何かしらイベントを開催したいという、嬉しい心遣いだったのだろう。

1stアルバム「Dreaming!」で実施していたインストアイベントが、ミニアルバム「My Loving」では流行り病によって中止となった。
そして2ndアルバム「ON STAGE!」ではイベント自体が予定されなかった。

じゃんけん大会開催の一報を聞いたときは、驚きと同時に「リアルイベントやるんだ!」と嬉しさであふれた。
ギリギリまでイベントを模索してくれたことに感謝の念が堪えない。
そらちゃん含め、そらちゃんスタッフの方々は本当にそらともを大切にしてくれているといつも思う。


さて、いよいよ大会当日27日(土)を迎えるわけだが、24日(水)の前評判では、そらちゃんはべらぼうに強いらしい。
当時の参加者の感想では、まさに破壊神が如く、そらともの手を粉砕し、「負け申した」の山が築かれていった。

ひたすらあいこになってキャッキャするのもよかったが、せっかくなら勝ちに行きたい。
筆者は人間心理を突いていくことにした。

余談だが、じゃんけんの初手はグーかパーが圧倒的に多い。
それもそのはず、チョキなんて面倒な形を作るのがまず手間なのだ。
そのため、パーを出しておけばかなりの確率で負けはしない。

「最初はグー」が入ると、グー以外を出したくなるため、その場合は勝率がぐっと下がるが、最初はグーがないのはリサーチ済みだ。
(๑╹ᆺ╹)フフ

集合時間の18:50、ドキドキしながらZoomからミーティングに参加すると、注意書きを羅列した白い画面が現れた。

......(??ᆺ?)

え、ここで待ってればいいの?
何もわからずグルグルと思考する頭。
時間に間に合わず、最悪のことも考えた。

が、Twitterで親切なそらともさんが助けてくれた。
どうもこの白い画面が正解らしい。
本当にみんな優しい。ありがたい。

そらちゃんもじゃんけん大会を心待ちにしている。

そして開始時間の19時がやってくる。
スタッフさんがチャットで流れを指示してくれる。

まず入室したら、自己紹介をする。
ハンドルネームがあればこの時点で名乗ってもいい。
それが終わったらすぐにじゃんけんに入る。
じゃんけん後はそらちゃんと少し話をする時間があるのでその点は安心して欲しいというアナウンスだ。

助かる。心入る。
自分自身のバイブルかのようにその文書を何度も反芻した。

自分の整理番号は299番。
この2というのは2日目ということなので、実際には99番だ。

待つ。待つ。ひたすら待つ。
今どの番号まで進行しているかは、スタッフさんがチャットで10刻みで教えてくれる。
おおよそ番号が10進むのに15~20分程度かかっているようだ。

一人約1分。時間がくると強制的に接続が切られる。
話している途中でもぶつ切りになるので、「ありが…ブツッ」となることも珍しくないようだ(そらちゃん談)

あいこになるとそのぶん時間も減るので、勝ちにいく作戦はそらちゃんと話す時間を増やす意味でも間違っていない作戦だ。

それにしても長い。。。
「只今240番の番号までご案内しております」
時刻は20時を回っていた。

筆者は極度の緊張の継続により無になっていた。
そらともの感想が続々とTwitterに上がる。
楽しそうな感想、もっと話したかったという感想、そらちゃんのじゃんけんが強かったという感想、嬉しそうな「負け申した」…

みんなの感想にニヤニヤが止まらないとともに高鳴る鼓動、はやる想い。
この時に感じたのだが、そらちゃんとの対面にあたって、みんな事前準備がしっかりとされていた。

例えば、バーチャル背景。
これはZoom特有の機能で、人物以外の背景を指定した画像にしてくれるというものだ。このバーチャル背景に自分の名前を入れたり、そらちゃんを笑わせるネタを仕込んでいたり、様々だ。

他にもリアルの部屋を映して、ぬいぐるみのそらちゃんを登場させたり、一見してそらともとわかるようにネームプレートを用意したりと話題に事欠かない。

いや、待て待て待て待て。
何もない。何もないぞ!
後述するがここはネットカフェなのだ。
グッズもプレートも何もない。バーチャル背景を用意する時間もない。

完全に詰んでいる。
ゲームだったらリセットしかありえない場面だ。
着の身着のまま登山に来ました、ぐらいの頼りない装備。
明らかに山をなめているのではないか。
これから登るのはバーチャルアイドル山の頂点だぞ!

そういうこともあって、筆者は無になった。
とはいえ、緊張と後悔がまざりつつも、嬉しさが込み上げてきた。
だって、そらちゃんと会えるんだよ!!

そして時を告げるチャットが290番までの案内を告げた。
時刻は21時8分に差し掛かっていた。

ついに来た。この時が。
2時間以上モニターの前で待った。
正直、時間なんてあっという間だった。

そらちゃんと何を話すか、今になってそんなことが頭の中を逡巡する。
どうせ何も準備できてないんだ。自然体でそらちゃんと楽しもう。
そう思った。

そして、突如として接続表示がされるZoom。
接続画面が切り替わると、目の前に現れたのはマスクをつけたメガネの男性スタッフ。好青年だ。

ここからは流れを簡単に書いておこう。
(以下、筆者「ぺ」、スタッフさん「ス」、ときのそらさん「そ」)

始まる前にスタッフさんからアナウンス

ス「お客様大変お待たせしました」
~説明~
ペ「ありがとうございます!…声聞こえてました?」
ス「全然大丈夫です!バッチリ聞こえてますよ!」
ペ「よかったー!ありがとうございます!」

順番が来るまで若干気まずい間…
スタッフさんと見つめ合うw
スタッフさん目線ずらさないで!もっと見つめ合おう!
そうこうふざけてるうちに順番が来る。

ス「では順番が来ましたのでお願いします。」
ぺ「ありがとうございました!」
ス「ありがとうございました!」

お互いペコリ。いいスタッフさんだった。

そして画面に映し出されるそらちゃん。
そこにいたのは紛れもない天使だった。

そ「こんにちは~」
ぺ「こんにちは~」
そ「お名前は?」
ペ「ペロポネソスっていいます!」
そ「あっ(๑╹ᆺ╹)!!!!!」←めちゃくちゃ反応してくれた
そ「いつもありがとうございます!」
ペ「こちらこそいつもありがとうございます!」
そペ「(笑)」

そ「じゃんけんしちゃいましょっか?」
ぺ「OK!今日はね、そらちゃんに勝ちに来ましたよ!」
そ「お~?じゃあ、いきますよ~!じゃんけん!ぽん!」

そ「グー!」
ペ「パー!」
出した手を口でも言い合う。

そ「おー!おめでとうございます!」
ペ「勝ったー!」
そぺ「(笑)」

ペ「カバーアルバムとライブ開催、改めておめでとうございます!」
そ「ありがとうございます!」
ペ「ライブ現地に見に行くからね!」
そ「ほんと!?ありがとう!」
ペ「本当にそらちゃんにはいつも元気もらってて…ありがとうございます…(๑╹ᆺ╹)」
そ「いえいえ、私もいつもみんなのコメントに助けてもらってるんだよ。ありがとうございます!」
そペ「(笑)」

ペ「じゃあ…またね!」
そ「うん、ありがとうございました!」
ぺ「ありがとうございました!」
そペ「バイバーイ」
~終了~

至福の時間だった。文字だけでは表現できないほど、そこにはそらちゃんとの確かな時間があった。
別れが名残惜しかった。ぶつ切りになるぐらいなら自分からお別れしよう、そう思って自分から切り上げた。

一挙手一投足がかわいいそらちゃん、言葉の一文字一文字をくみ取ろうとしてくれるそらちゃん、何よりも笑顔が素敵だった。
お互いに笑い合ってずっと感謝しつづけたのが印象的だった。

自然体で行くならこうもなる。
そらちゃんには感謝してばかりなのだ。

299番はもう最後も最後だろう。時間にして2時間半。
そらちゃんの声には若干の疲れも感じ取れた。
それでも、そんなことはおくびにも出さずに、いつものそらちゃんでいてくれたのだ。
また、そらちゃんにありがとうが増えた日だった。

実はこの日、筆者はのっぴきならない事情によって、
ネットカフェからの参加をしていた。
まあ、単純に予定があっただけなのだが、大会に応募するか自体ギリギリまで悩んでいた。Zoomでなければ参加できなかっただろう。

今でこそ、参加して大正解だったと心からそう思える。
もっといろいろなことを話したかった。
でもきっと次がある。彼女が見せてくれる未来はきっと明るいだろう。

最後に、ありがとうそらちゃん。
心の底から楽しかったよ!

2021.11.28 ペロポネソス


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