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私の「AI」が戻ってきた

あ。「AI」なんて書いたら「エーアイ」って読む人が多いのか???

今回のタイトル「AI」はそっちじゃなくて歌手の「アイ」のこと。

ぶっちゃけ、もう歌手AIのことをBlogやTwitterで書くことなんてないと思ってた。


AIといえば「STORY」や「ハピネス」なんかのメロウなバラード系の曲で"多くの人"の心を掴み、地上波の音楽番組にも出演するようになり、知名度はグンッッッと上がり、

そうなることに是も非もないんだけれども、私はなんとなく寂しかった。(めちゃくちゃ勝手ながら。)


あーまた1人"アチラの世界"へ行ってしまったのかって。


"キレイなリリック"だけを"キレイなメロディー"にだけ乗っける人になってしまうのかって。


私が初めてAIを知ったのは2002、3年頃。初めて買ったAI名義のCDは「THANK U」。カップリングとして入ってた2曲目の「SUMMER TIME」は結果的に「THANK U」より断トツお気に入りになった。だって当時、爆鬼ヒットしたあの「IGNITION / R.KELLY」⇣⇣⇣のトラックよ?!

こんなタイムリーで粋なサンプリングある?!洋楽に全身浸かり始めていた私はむさぼり聴いた⚡︎

あと、SPHERE OF INFLUENCE (ZEEBRAの弟クン)をfeat.した「LUV YA」⇣⇣⇣

…コレはジャケ惚れ→試聴→即購入。大阪のCD屋の角棚の光景と衝撃は今でもクッキリ記憶に残ってる。

同じ頃、安室奈美恵の「SUITE CHIC」という、とーってもブラックミュージック路線な新企画にも客演として参加したAI。⇣⇣⇣


もちろんファッションはモロB系・声量文句なし・ハスキーな声質はオンリーワン・そんで喧嘩上等的なゴツいラップもできるAIはめちゃくちゃカッコよかった。この曲でのAIはあのMISSY ELLIOT⇣⇣⇣を彷彿とさせる様な風格もガッツリあった。


…そんなAIにクラうことが当たり前の様にずーっと続くと思ってた。

けど、私も私でジャパニーズレゲエしか聴かない&掘らない時代に突入したり、特にハッキリした理由もなくAIを追わなくなった…

…それがいつだったのか???
自分でも気になってwikiやら調べてみたら。

そこでわかったのは、「なんや私、結構AI聴いとったやん(゚ω゚)」ってこと。

10数年間、彼女の新譜を全く聴いてなかったつもりが、2曲も知っていたことが判明。どちらも大好きなドラマの主題歌。あーーー!あれかー!って懐かしくなって少し口ずさむこともできるレベル。

でも当時、何故か全然ハマらなかった。

…その証拠に、今回こうやって振り返るまでその曲たちの存在すら覚えてなかったんやから…。


ところが。

2020年。

あの"黒かったAI”が、

私の「AI」が戻ってきたのだ!!!


正に青天の霹靂⚡︎

私の音楽史上に残る大事件⚡︎

その曲がコチラ: NOT SO DIFFERENT

⇣⇣⇣

この曲を初めて聴いたのは、TV番組ミュージックステーションにて。SNSで「AwichがMステに出る!」と知って、とにかく地上波でAwichを観てみたい一心で録画。AIのfeat.ってコトすら把握してたのかも覚えてないくらいとにかくAwich目当て。

ところが、この曲を聴いて、観て、めちゃくちゃ感動した。めっちゃ嬉しかった。

10代の私をシビレさせてくれたAIが、今またココに居る!!

心に刺さるリリック。なのにシンプルな言葉で表現されているのでわかりやすいし、これなら地上波でも使える→つまり多くの人に響く曲になる。

ある意味巧みに計算し尽くされた、"日本人の為のブラックミュージック"でもあると思う。

このリリックがこんなにも胸を打つのはこの先も変わらないだろう。でも何故「今」こんなにも感動させられるのか?きっと答えは「今だから」。「今年だから」。

2020年、多くの日本人にとってBLM(Black Lives Matter)を考えさせられたり、より身近に感じることになった年なんじゃないかと私は思う。BLMの根源を辿ればどこまで歴史を遡ればいいのか、三角貿易から語られるべき問題じゃないかとも思うけれども、BLMは昨日今日始まったことではなく、明日明後日終息する問題ではない。

むしろ、永久に解決できない問題なのかもしれない。これは悲観的だけど現実的かもしれない。

でも、きっとAIもそう思うからこそ、その想いを歌にしたんじゃないのかな(もちろんBLM問題のみならず)。そして、AIがAwichを客演に起用したのも単に彼女をカッコイイと思うからだけではなく、彼女の人生や生き様も込みでこの曲に招いたんだろうなと。

特にグッときたリリックを抜粋✎

⇣⇣⇣

⚫︎Awich「あなたは、それならまだここに居れたのかな」

あーAwichの人生だな、いつも想う、ずっとこの先も想うことをモロ直球に言葉にしたんだな、と。(※Awichの半生を知らない方はぜひ知って欲しい)私がAwichなら一生これラップするよ。

⚫︎AI&Awich「次の世界創るBabiesを抱いて」

私がAIを聴いてた17,8年前は彼女も独身で子どももいなかった。今では2児のママ、Awichもママ。これは母になった今だからこそ歌うリリックとしてはとっっっても重い、もちろん良い意味で。

AIには他のJ-POPアーティストにはマネしたくてもできない特別なスキルや才能があって、やっぱりそこをどんどん魅せつけてほしい!!!って、今回この「NOT SO DIFFERENT
」で思った!

あ、「STORY」や「ハピネス」を否定しているワケではないよw どっちも持ってマス。

ところで。
このリリックと同じように(いやそれ以上か?!)ものすんごい衝撃を受けたのが「NOT SO DIFFERENT」のプロデューサー/トラックメイカー。

ななななんと!

あ!!!の!!!

SCOTT STORCHなのです!!!!!

彼がどんなにヤバイ人なのかは下記ご参照下さい⚡︎ 7年前に書いたBlogです

⇣⇣⇣

…この曲の数々を見ればもう…説明不要のBig man.

AwichとのRMX曲よりもオリジナル曲の方がモロSCOTT STORCH全開!って感じのサウンド。でも、情報ナシで聴いてたとしてもまさか彼が携わっているとは予想できなかったはず⚡︎

それにしても「NOT SO DIFFERENT」との出逢い、最高です。

また再びAIを追う楽しみもできたし♫

この曲が更に羽ばたくことを願いつつ

“THANK U” so much AI ♛♛♛