夕暮れ列車は走り出す
私の歌詞は時々、
「絵本のような世界観」
と言われたりするんだけど、
実際、言葉のコミュニケーションが苦手で
本が一番の友達
という幼少期でした。
本を読んでいると
自分がうまく言語化出来ない事に
出会えたりすることが嬉しいし
書いてある事が
その時代の常識から
外れていたとしても
YES!!
と叫びたくなるような
この世の本質、と感じるもの
に出会う事がある。
そんな時には
その作者が会った事のない誰であれ
そこに仲間がいるように感じて
嬉しかったものです。
そう
普通の本も、絵本も大好きでした。
⁂
そんな私なので
絵本は作りたいな、と思っていたし
実際、出版の話も
あったりしたんだけど
なぜか叶えていない夢のひとつでした。
歳を重ねる事に
だんだん
自分の望みを叶えて行きたい!
という気持ちが強くなってきて
やっぱり絵本を作りたい!
という感情が今年になって
大きくなってきていた。
そうしたら
宇宙ってすごいもので
ぽんぽんぽん、と情報が入ってきた。
これは、できる。
私が私の夢を叶えてあげる。
気がついたら
こどもの夕飯も
作る余裕もないくらい集中して
あっという間に作り上げていた。
そんな事、母になってから
20年近くなかった感覚。
よっぽど作りたかったんだね、って。
小さい頃、
夕方になっても
電気をつける事も忘れて
母親に「目が悪くなるよ」と
苦笑されながら
夢中で読んでいる私を思い出した。
⁂
出来た絵を見て
こうやって、
私は私の夢を叶えて行くんだな
と
そして
私の事は私しか幸せにできないんだな
と
幸せをかみしめた。
それをみんなと共有できるのだから
私は本当に幸せものだ。
ゆるやかに
そして、力強く
夕暮れ列車は走り出す。
10/25に絵本+CD「夕暮れ列車」リリースします。
仕様・予約(9/28〜)について
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