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再入院から2日間は嵐の如く。
2025。
年明けの最初の月曜・再入院日は、
雨が降っていた。
足元悪いなーと言いながら、
また家族の運転で、家を出た。
ちょうど大学4回生の息子も
長期間の実務訓練に向かう日だったので、
医大近くの駅まで送ってやれた。
そこからの方が、家の近くの駅からよりも、
かなりアクセスが良い。
こないだの一時退院日の時も思ったが、
なかなかタイミングの良い息子である。
息子を見送った後、医大を目指す。
入院手続きをして、
また12階のデイルームで待ち、
看護師さんに案内されて病室へ。
初めて入院した時よりは慣れていたので、
前と同じようにこれはこうしてああして…と
荷物の配置を整えた。
それからしばらくして、
脳神経内科の主治医チームとご挨拶し、
筋生検の説明を改めて受けて、
「ついに明日か…。」と腹をくくった。
夜は眠れないかも…と思うほど恐かったが、
いつの間にか寝ていて、すぐに朝になった。
「さて…。」と改めて腹をくくり、
安定剤や筋肉注射を打ってもらい、
少しぼう…っとしながら
病棟の処置室へ寝かされる。
主治医チームのお三方の手により、
年末から不安の種だった筋生検が、
時間通りに始まった。
皮下麻酔は打ってもらえる。
ただ筋生検では、その部分の筋肉や筋膜には
麻酔をすることが出来ないので、
そこを切除する時に痛みを伴うという。
「痛かったらすぐ言ってくださいねー。」
と言ういつも通りの先生方の声に
ちょっと安心しながらも、緊張していた。
右大腿にエコーをあてられ、
切る位置をマーカーされている感覚がわかる。
「では始めます。」の合図のあと、
「こわい…。」と思わず呟いてしまったら、
「ですよねー。」と言われ、えへへ…と
謎の笑みを先生方と交わし合った。
さぁ、いざ皮膚を切られる!と言う時は
さすがに痛みも感じなかったが、
切られている感覚はあった。
かれこれ数十分たった頃、
どうなってるんだろう…と思っていたが、
そこでやっと筋肉に辿りついたようなので、
それから筋生検本番(?)となったようだ。
この先どんな痛みなんだろうか…と
不安だったが、
「痛っ…。」と感じたらすぐに伝えると、
皮下麻酔を足してもらえた。
何度か言った気がする…。
感覚はすごくわかるし、
まだかまだか…と終わるのを待ちながら、
何とかこらえた。
泣き叫ぶほどではなかったけど
確かに痛かった。
それからしばらくして、
…なんか少しゆるやかになったな…
と感じると、
「もう縫ってますんでねー」と言われ、ほっ…。
「縫ってる」のも考えてみれば恐いけど、
筋肉をどうこうされているよりは
何百倍もマシに思えた。
終わったら、まだぼう…っと眠い間に、
処置室の診療台の上から、
看護師さん達がガラガラと運んでくれていた
病室ベッドの上へ移された。
それからベッドに寝かされた状態で
ガラガラと病室まで運んでもらっている途中、
安心感も一気に押し寄せて、たくさん寝た。
筋生検のあとは、痛みに加え、
もう片方の足だけで立つ筋力にも
不安があったため、
洗面所やトイレに行く時も、
移動は車椅子ということになった。
まず車椅子に移る時の、
「右足に力をいれずに立つ」というのが
今の状態では難しく感じ、
そこで少し苦労したが。
夕方になった頃先生方が、
傷口を見に来てくれた。
血も滲んでいなくて問題なさそうとの事で、
脳神経内科でのラスト検査も、
ここで無事に終了した。
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