こと葉たち マリちゃん放課後の詩 11 うつせみヤceramist 2024年4月19日 16:00 し「しんり!」「しんり!」「しんり!」男子が今日もはやし立ててきたほんとは、「真理」(まり)なのにイッキ!イッキ!みたいにからかってきた家ではお父さんが神父をしていて日曜日手伝わされる教会にクラスメイトの真哉君のお母さんが手伝いに来ていてなぜかふたりはツヤツヤしていてニコニコしてるのに家での食事の時はいつもなぜか怒ってるみたいだからなんかどうしたらいいかわかんなくなって猫飼いたいといったらまた怒ってきてシンジャの人とほかのシュウハの人のわるぐちをずっと言ってて水たまりのブランコでズッコケて泥だらけで帰ってもやっぱり怒られて仲良しの和子ちゃんにシカトされてたの思い出したらごはんのおチャワン持ちながらポロリとナミダが出ちゃったのにつけ泣くんじゃありませんとやっぱり怒られて担任の薬師丸先生がなんとなく心配してくれて放課後お話してくれてその後図書室のこころの本を読んでいたらたまたま〘あまりにショックが大きいと受け取りきれず、ジブンジシンがコワレるのを防ぐため人はイチジテキにでも気持ちにフタをする〙とあってしたらその晩夢にアオっ鼻のネグセだらけのアカオニさんがトラがらのネマキのままウィースッって出てきてこっち向いてニカッて「泣いていいよ」って言ってくれた人から、ううん、鬼からも「泣いていいよ」と言われたのはたぶんモノゴコロついてから生まれてはじめてでそれからというもの学校帰りの道にあるブタの鼻みたいなコンクリートのフタがパカッと開いてまたアカオニさんが「泣いていいよ」「かなしい時はかなしくていいんだよ」「きもち、消さなくてもいいんだよ」って笑って出てきてくれればいいなぁ真理は気取ったカミサマなんかより気さくなアカオニさんの方がずっとずっとよっぽどよっぽど好きだよなぁと 思ってます。 そっちのテンシって、どんな感じですか?と、テンゴクのお姉ちゃんに手紙を書きたい気分だなぁ ダウンロード copy いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #詩 #言葉 #心 #手紙 #放課後 #天国への手紙 11