ぐっと堪えて
文房具が好きです。
筆、ペン、鉛筆、インク、紙、書きものをする道具が好きです。書き物机という単語も好きです。
一時期より財布の紐が固くなった私ですが、つい本日ぐっと堪えて、これは好きすぎると思ったものを通販しました。
なにか買うのに友達に見守ってもらわないと買えないことが多いのに、己でも驚きです。
はて、思い返してみると、いったい何をぐっと堪えていたのでしょう。
本人にもわからないところで力んでしまっていたんでしょう。
小さい時はキラキラした鉛筆やら香りのついた消しゴムやら、いいな〜と見ていた記憶の方が強いのです。そういえば買ってもらったな、と手に入れた後の記憶の方が薄れていてこれまた驚きです。記憶ってそういう物なのでしょうか。
物を買うことが歳を重ねるにつれだんだん億劫になったというのか、分かりませんが、捨てるところまで考えるとなかなか物が買えなくなりました。
買っても使いきれないと嫌なんです。
とは言いつつ欲しいものは買ってしまうんですよね。所持欲ってやつですね、とても合った言葉です。
身の回りにある物たちが全て生きて(活きて)いるのが理想ですが、なかなか、まず己がいきねばと思う次第です。
素敵な人のカバンの中身が気になるのは、同じものを持てば同じく素敵になれるという気持ちが少なからずあったからなのかもしれません。
道具に左右されない技をお持ちの方であっても気持ちの乗らない道具を使うことはないことでしょう。
たくさん素敵なものとは出会っていきたいですね。
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