VIVA HINDS/Hinds
睡眠時無呼吸症候群の診察を受けてきました。正確に言えば、検査の結果を聞いてきました。前々から、寝てる時にイビキがうるさいと言われ、それだけならまだしも、「ガガーガガーガガッガッ………………ゴッ……………ゴゴッフゴゴッゴガーゴガー」みたいになってる、と言われたこともありまして。そうでなくても日中やたらと眠たく、かつ気だるいですし。そんなこんなで。
結果としては、ひどいもんだったそうです。そんなようなことを言われました。思いっきり無呼吸ってるみたいです。あれですかね、CPAPとかいうのを装着しないといけないやつですかね。困りました。でもほっといてもいいことなんてないですし、日中の快活さみたいなのには代えられないですしね。ちょっと前向き? に検討したいと思います。
ハインズさんを聴いてます。今年出た新譜ですね。なんか、いつのまにやら二人組になってたらしく。ちょっと物寂しいような気もしますが、まあいろいろあるんでしょうね。それぞれが良き道に進んでいくことを祈っています。
ハインズさん、聴くのは実は初めてかもしれません。CHAIとのコラボ曲みたいなのは聴いた覚えあるんですが、アルバムとなると。すげえ昔に聴いたことあったかも、と思ってたら、それはどうも別のバンドだったみたいです。
いや……なんていうんでしょうね。よくわかんないですけど、実にオルタナティブな感じだなーって思いました。曲調はわりとバラエティーに富んでますよ。でも、全編を貫く基調? っていうの? みたいなのが、オルタナのそれっぽい気がしたんです。ミックスとかマスタリングとか、そういう部分の話なのかもしれません。よくわかんないですが。
だから、個人的には好きな一枚です。この、ポップなんだけどちょっとザラッとしてそうな手触りみたいなのがね。ぼくとしてはいいんですよね。どっちか片方だけだと、もう一つなんです。両方そろってないと。
ボーカルの人(二人組の二人とも歌ってる気がしますが)の声質も大事な要素です。ぼくとしては。やはりというか。かわいくてポップなんだけど、かわいすぎない絶妙なポイントを突いてるような気がします。この辺の塩梅が難しいというか、声の質感なんて生まれもったものでしょうから、要は好みにあったってことですね。実にいいです。
アレンジ(っていうんですかね)も自分好みな感じで。ギターソロが延々と続くみたいな作りではなく、ピアノやらシンセサウンザーやらも使われてます。その大半の音が、軽〜く汚し入ってるような気がします。あえて綺麗すぎないようにしてるっていうんですかね。そういうとこもいいですよね。
もしかしたら、いくらか90s的な要素が入ってるのかもしれません。だからぼくみたいなおじさんも、ハートを撃ち抜かれたんじゃないかと。そう考えてみれば、このちょっとザラついたオルタナ感覚みたいなのって、90年代っぽいのかなーという気もしてきます。30年ぐらいたって再評価の波がきてるんですかね。