ビロードモウズイカについて
ビロードモウズイカは、雑草の名前だ。
庭に勝手に生えてきて知った。もふもふの大きな葉っぱで大きなロゼット(タンポポのようにお花みたいに葉っぱがつくやつ)を形成する。基本的には二年草で、二年目に薹が立って1-2mくらいになって、先の方に黄色い花を咲かせる。Wikipediaの記事すごい良いな。
結構たくさん種を付けるっぽいのに、年に0-3株くらいしか出てこない。なんでだろうと思っていたら、種の寿命が10-100年とかですごい長いらしい。いい感じにばらけて発芽するんだろう。
葉は大きいと40cm以上とかある(wikipediaによると50cmにもなるらしい)。このロゼットはつまり1m近い直径で地面を覆う。
庭の様子を何年か見ていて初めて知ったのだが、植物のロゼットの下というのはそれ以外の場とはどうやらちょっと違う特別な場になる。どういうことかと言うと、日光から守られると同時に、水分が余計に保持されるのだ。葉っぱをどけてみれば虫たちの休憩所みたいな感じである(いや実際はそこでも食ったり食われたりしてるんだとは思うけど)。
そういうわけでビロードモウズイカのロゼットの下は、広大なパラダイスみたいな感じなのだ。主に夏の話だけど。
それだけ。