クラファン③ 2023年下半期に書いてましたが未掲載の為記録としてnoteに書き写す。。。『絶滅寸前ネイルデザイナーがアーティスト活動する個展費用を集めたい!』
◆『個展を開きたい』そのきっかけは生徒さんの『マドリッドに行きたい』夢を叶えてあげたい!!◆
2016〜2019年の3年間 ネイリスト卵たちでスクールサロンをする時に屋号を考えていたら。また空からワードが降ってきました・・・
その名も『O.tamago/オ、タマゴ』
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ネイルスト卵が運営するネイルサロンってどんな感じかというと
『こんなお客さまがきたらどうする??』
『こんなお肌のお客さまの爪に塗る色はこんなふうに選んであげたいね!』
まずはそんな所から技術や接客を教えていきます。。
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はじめはぎこちない生徒さんも。お客さまを施術していて困ったら、ワタシが横からすぐさま助け舟を出します←過保護な性格なんですっw
お客さまはなんでかわからない『ボランティア精神』と、もっと上手になって欲しいと『推し活』精神で、とうとう帰る頃には笑顔で親身になってくださるのです。
はじめは身近な友達や家族から爪を綺麗にしていきました。リアルに手に慣れながらみんなで悩みを解消していくようなあったかいスクールサロンです。
美容室やお医者さんのインターンのような。。実践型ネイルスクールがここにありました。
・・・・これはなかなか好調でみるみるうちに生徒さんたちの技術や接客力が上がっていきました・・・・
ある日、スクールサロンのO.tamago店長 Mちゃんが接客しながらお客さんに言いました
『夢はマドリード(スペイン)に行くことです!』←胸をはって鼻息あらめな彼女です
ワタシは純粋にその夢を叶えてあげたいって思いました。。では、早く独立させて自身で稼ぐようになってほしい。こう思ったのです。
ワタシは自分の分身を作るように彼女にアートを教えました。
『いやいや、こうしたらいいよね』
『もっとこうしよう!!』
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彼女はやる気に満ちてキラキラしていました。
O.tamago店長のMちゃんは、ワタシが教えるアートをよく理解し、自分でオリジナルアートを施せる腕前に成長しました
ワタシはとても嬉しかったのです。
でも、突然、そのスクールサロンは終焉をむかえます。。
そう、お客さまを集客できなかった事がワタシの打算でした・・・完全に惨敗です。
そして、そのままMちゃんをワタシのネイルサロンで雇うなんていう考えはワタシには最初から考えがありませんでした。ワタシ自身とてもこだわりが強い為、『ゆび姫ネイルサロン』はワタシのブランド⭐︎
スタッフを雇い入れるなんて当時のワタシもネイルサロンオーナーとして卵で、まさか想像もしなかったんですね、、、
ワタシのサロンはこぢんまりとほとんどが口コミでの集客でしたし、お客さまもゆび姫さんじゃないと嫌!!ってお客さまばかり・・・・でした。。
っと言ってホット○っぱーで集客をするなんて、ずっと長いこと口コミでやってきたワタシの。なんか見えないプライドがどうしても邪魔をして、そこだけは絶対に譲れなかったんです。。
O.tamagoの生徒さん達とみんなで会議したり、『どうすれば集客できるのか?』連日頭を悩ませました・・・
ワタシは、Mちゃんにアートを教えた事を後悔するほど悩みました。
こんな感じ
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『おーーーーのージーザス!アートが上手な子を作っても稼げないんじゃ意味なかろうが!』←九州弁。
ワタシは自分を責めました。
O.tamago店長は大手のネイルサロンに就職しましたが、ワタシはずっと胸のつかえが取れないまま。
・・・そして月日は流れ・・・
ある日の事、ネイルサロンに就職した後もO.tamagoのお客さまを守ってくれてたMちゃんが
『先生、話があるっちゃん、ワタシこれからどうしようか迷いよる。。自宅で先生のようにネイルサロンできるかなーー?今後、どうすればいいかわからん。。(なえ↓↓)』
↑(こんなことMちゃんから言わせてしまって申し訳なかったです。本当はワタシから提案すべきだったのに・・・)
ワタシは心の内側を覗かれているような気分になりました。
『そうだね。ノートに書き出してみよう!』←ワタシはいつもモヤモヤ頭で考えるぐらいならと紙に箇条書きでいいから思った事を書かせます。
Mちゃんは、
夢:『マドリードに行きたい』←なぜか彼女はスペインに行きたいらしくてスペイン語を習うほど。。
『ネイルサロンをしたい』
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なぜできない?
『こわい』
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何が?
『お客さんが家にくるのがこわい』
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なぜ?
『見ず知らずの人が家にきて子供に何かあったらどうしよう?』
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なら何でワタシ『ゆび姫』はこんなに長く自宅兼ネイルサロンでやれてるの?
↑↑↑っとこんな感じで思いついたことを書いていくカウンセリングみたいな相談内容です。。
ワタシは一つ一つ彼女の不安を取り除いていきました
すると
『ワゴン、Kトラックで畑に出店でネイルサロンとかいいかも!』
『お野菜も一緒に売るとかいいかも!!』
『子供達も空き地で一緒に遊んだり〜〜〜♪楽しそうーーー!!!』
↑
じゃあ。できるんじゃない?
『うん!ワタシもネイルサロンが自分でできそう!!』
O.tamago店長のいいところは素直で純粋なところ♡さっきまで落ち込んでいた顔がみるみる明るくなって
↑
急に笑顔w 単純ww
・・・・っと。
彼女の前で笑顔を作っていたワタシでしたが『さて、コレからが大変だぞ〜〜〜』と内心、暗くなる一方なのでした。
先ほども書いてたようにワタシの後悔と根元の胸のつかえ→⦅集客とネイルアートが理解されにくいこと⦆は全くと言っていいほど取れてなかったのです。。。
・・・そして、またまた月日は流れ
O.tamago店長は『a.rte.m』←『あ・て・む』という屋号でネイルサロン独立を果たします!!
彼女の屋号にはこんな素敵な意味合いが
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『arte スペイン語でアートという意味』+『M は自身の名前の頭文字』の組み合わせで名付けたそうです
色んな夢が詰まった彼女らしい屋号です。ワタシは微笑ましく思いました。
でも、同時に寂しさもありました。あんなに頼りなかったヒナ鳥が、もうワタシの元を巣立って行こうとしている。。。
・・・・コロナが流行している間、Mちゃんとは疎遠になってしまいます。ワタシは実家で持病の喘息の為に療養し、ネイルに対してやる気をなくしていました。
最近、彼女のインスタを見ていて悲しくなってしまうのは
あんなにアートが上手だったのに現在の彼女は全くアートを描いてないからです・・・
卵からかえって蝶になって飛び立ったはずなのにいったいなぜでしょう。。。??
そう、
ワタシの嫌な予感は的中していたのです。。。
理由は『自ら作り出すアートは日本では理解されない!!』ことだったのです。
彼女もワタシと同じ運命を背負ったのではないか。。?
◆『手描きアート』は笑顔と元気をとりもどす魔法を持ってる??◆
もう1人。当時のO.tamagoのメンバーではなかったのですが、O.tamago店長と同期の生徒さんでOIE.KEIKOという生徒さんがいました。(左から3番目のコ)
彼女は検定試験をトントン拍子に合格し、地元のネイルサロンに就職しました。ある日、彼女は久しぶりにワタシのスクールにくるなり、涙をためながらとても落ち込んだ様子で、『人間関係がうまくいってない・・・』ととても悩んでいました。
彼女にもMちゃんと同じようにカウンセリングし、ワタシがあみ出したアートの技法で
自由にアートをする方法『手描きアート』を教えたら、みるみる彼女らしいアートを自由に描き出し
今まで見たことのない才能を開花させました。
自信を取り戻した
OIE.KEIKOは念願のネイルサロンをオープンさせる事ができました。
ですが、月日は流れ・・・やはり彼女もワタシと同じで大きな壁にぶつかったみたいでした。
ネイルアートで食べていくのはやはり難しいようでした。ワタシと同じような運命、彼女のことも助けたいと思うようになりました。・・・
◆ネイリストはもう無くなる職種!? 絶滅寸前ネイルデザイナーの実態◆
突然ですが!! あなたは知っていますか?
『ネイリストはもう無くなる職種であるということを!!』
2014年に発表された論文で、オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が警告を促しています。
『10年後になくなる職業の中にネイリストが!!!』AI化が進みコンピュータの発達により自動化の波がもうそこまで押し寄せているのです!!!
もうネイリストが世の中から必要なくなってしまうのか!?
2014年の10年後ってことは・・・今は2023年だから・・・『えーーーーーーーーーーーーあと1年?いやあと2ヶ月もないンじゃねーか説!?』←真っ青・・
つづく。