レスポールジュニアはダブルカッタウェイの方が弾きやすい?
Gibsonのレスポールジュニアはシングルカッタウェイとダブルカッタウェイのモデルがあります。
どちらもマホガニーのネックとボディを使ったエレキギターなのですが、シングルカッタウェイはダブルカッタウェイのモデルよりも、セットネックのジョイント部の木部が多いのが大きな特徴ですね。
ちなみに、このマホガニーの木部が多く接地しているジョイントの方が特に低域の響きが強く太い音がすると言われています。
ですが、ハイポジションでの演奏性が落ちてしまうのが欠点と言えば欠点でとも言えるでしょう。
一方で、レスポールジュニアのダブルカッタウェイは、22フレットある指板全てがボディから飛び出しているので、ハイポジションがメチャクチャ弾きやすいのが特徴と言えますね。
じゃあ、レスポールジュニアの音の良さって、
シングルカッタウェイ > ダブルカッタウェイ
かと言うとそういう訳ではありません。
シングルカッタウェイの低域の響きが邪魔に感じる人もいるのがエレキギターの面白い所なんですよ。
ダブルカッタウェイはシングルカッタウェイと比べると、音がスッキリして抜けが良いと感じるギタリストも要る訳でエレキギターの世界では、好みの問題となるんです。
なので、
「レスポールジュニアの良さはマホガニー材の鳴りを生かしたGibson製P-90ピックアップの無骨なサウンドでしょ!」
「いやいや、レスポールジュニアの良さはダブルカッタウェイの弾きやすさと抜けの良いサウンドでしょう!」
「そんな訳あるかい!ダブルカッタウェイは音が軽いんじゃー!」
「いやいや、シングルカッタウェイは弾きにくいし、生ぬるい音が嫌いだよ!」
という会話もなりたってしまうんですね。
以上、
同じレスポールジュニアですが、ダブルカッタウェイとシングルカッタウェイで割りと違うモデルかのように評価が分かれることもあるよってお話でした。
まぁ、他にもP-90ピックアップがP-100だったり、木材であるマホガニー材の質、製造工場の組み込み精度、塗装の種類などなど音に影響を与える要素はたくさんあります。
もう少し、レスポールジュニアについて深堀りした記事も書いてみましたので、ご興味あればこちらもどうぞ!