2024年を写真1枚と雑な文章で振り返る
すっかり年末ですね。
地味にnote初投稿です。
(前回までの記事は別のツールで書いたブログの残骸をインポートしただけのものなので)
今年も色々ありました。
写真1枚と雑な文章で今年を振り返ってみようと思います。
1月 (ワニ!ワニ!ワニ!)
よくよく振返ってみたら正月ではなく年末(30日)でしたが、熱川バナナワニ園に行きました。念願の。
なんで年末まで営業してるんだ。
客層は見たところファミリー7割、カップル2割、ガチ勢1割。
植物園の広さが想像の15倍くらいあって(盛ってません、ほんとに)、街歩きも兼ねて…と思って行ったけど、普通に1日かけてじっくり見て回るべき施設でした。
彼らを見ていると時の流れを忘れますね。
ずっと見ていられる(爬虫類大好き)というのと、時が止まったように動かないという二重の意味で。
ここはね、私ほんと、ご近所だったら年パス持つね。
おすすめです。
2月 (図書の上のサンショウウオ)
旧友たちと会っていました。
遠方に住んでいるとどうしても数年に1度会えるかどうか、という感じになってしまいます。そう考えると織姫と彦星って結構よく会ってる方だよな。
友人が郷土資料館兼ミニ博物館みたいな所に連れて行ってくれました。私の好きなものばかり。
心遣いがすごい。神のような人間である。
あと、一人暮らしを始めた友人の家にお邪魔したり。バレンタインということで、でけぇチョコをミルクに溶かしたりして遊んだ。
大変居心地がよく、あれ食べる?とか、これやらない?とか、色々提案してくれた。
神のような人間である。
3月 (都会の散策会)
散策が捗る季節、ということで、作家仲間との散策会を実施。
今回は都心も都心。
賑わう街のなかで路地と廃を見つける旅に出ました。
色々写真を撮りましたが、一緒に行った作家さんの一人が後日我々が探訪したスポットを絵にしてくださって、そのインスピレーションの一旦となった場所の一枚を選びました。
東京都心の街並みは「最新」と「当時の最新」のどちらも楽しめるのでお得です。
なかでも東京の強みは古い商店街と当時の最新マンションがたくさんあるということ。これらは今も昔も街に人が溢れているからこそ、絶たれることなく今も続いている風景。
群衆の中の孤独という言葉がありますが、この孤独に「自分もこの群衆の中に居ていいんだ」という居心地の良さを感じるのか、はたまた「群衆の中の一人に過ぎない」と感じるかで、都会暮らしに向くか向かないかが決まる気がします。
東京の混沌とした風景は、どこかこの「誰でもここに居て良い。ただの風景の一部として。」という、無責任だけど他のどの街よりも巨大な優しさを象徴しているような気がして、私は好きです。
4月 (探索に来たらバズスポットだった件)
日帰りで山梨へ。
撮影目的で甲府新天街に。
そして山梨まで来たからには富士山と…あと現地の街並みの風景も撮りたい!ということで、当日のノリで下吉田へ寄りました。
相当賑わってました。めっちゃ人いるやん。
そんでほぼ海外の方。
電車の中でストリートビューとマップを眺めて
「なんかここよさそうじゃね」
くらいのノリで来た私、ごった返す人の群れに、唖然。
1時間に数本の電車は全員が座れない程度に混んでおり、車内で日本語が聞こえることはありませんでした。
多分日本人自分しかいなかった。
調べたところ過去にインスタでバズったのがきっかけで、外国人観光客に大人気のスポットなのだそう。
自分の見聞きしないところでどんどんトレンドは移り変わっていっている。知らなかった…。無知だった。
山梨の地で無知の知を得た。
【補足】
調べると確かにあちこちで国内外の方が撮影した本町通り商店街と富士山の写真が出てくるのですが、真正面からの撮影は相当機会を伺って準備して行かないと無理です。
地元の観光事務所のスタッフと思われる方が横断歩道で誘導していましたが、道路の真ん中で長い間立ち止まって写真を撮る人が何人もいて、何とも複雑な気持ちになってしまいました。
因みに本町通り商店街から1本2本外れた道であれば、比較的車通りや人混みも落ち着いていて、かつ(住宅街にはなりますが)雄大な富士をバックに撮影できるので個人的にはそっちがおすすめです!
歩行者は道の端に!寄りましょう!
道の真ん中で撮らない!!
5月 (神戸と横浜の類似性)
既に暑かったです。
写真とは関係が無いのですが、仕事が忙しかったですね。
連日タイムアタックでした。
休職する人と復職する人と新任の人のそれぞれの引継ぎと教育を一人で同時にやり、並行して自分の仕事も一人でやり、さらにタイミング悪く突然の繁忙期が襲来しその対応も自分一人でやるという、意味のわからない働きをしていました。
ちょっと仕事辞めようかと思いました。
ちなみに写真はGWで行った神戸の万葉倶楽部です。
人生初神戸でしたが「お前…見たことあるぞ…」という風景の連続でかなり面白かったし勝手に親近感MAXでした。
みなとエリアに万葉俱楽部があるの、神戸に行った横浜市民と横浜に行った神戸市民は絶対笑うと思うんですよね。
6月 (地元大好き)
暑かったです。
この頃、「帰ってきたあぶない刑事」が公開されていて、これを機に過去の映画シリーズを一気見しました。地元大好き横浜民として気にはなっていたので。
※ 「あぶない刑事」は、全シリーズを通して横浜が舞台となっている昭和発の刑事ドラマシリーズ。設定も展開も色々とぶっ飛んでいる。
私はこのドラマや映画が放映されていた時代の世代ではないので、シリーズを追うごとに街の風景がどんどん自分の知る横浜の街並みに変化していくところが楽しかったです。
地域の歴史って文や写真では残っていても、こういう、文化というか、世相の移り変わりが垣間見れるものって意外と貴重だったりするのでは。
私は背景に映り込んだマンション名とかビル名からロケ場所を特定するのが好きなんですけど(ストーカーとして有望かもしれない)、
昭和時代のシリーズを観ながら「知ってる風景ないかな」なんて見ていたらなんと映画2作目で非常に見覚えのある日ノ出町のラブホテル(冷静に考えたらセックスする場所をラブと称するの結構キモくないですか?)が映っていて驚きました。
幼稚園の隣に建っているという有名な(?)建物なのですぐわかりました。
そんなに前からある建物だったとは。
7月 (爆速の諦め)
暑かったです。
仕事がまあ大変でした。
「こんなの初めて!(嬉しくない)」な感じの大きめの仕事があり、恥を捨てて新人になった気持ちで方々へ知識を乞い、どうにかこうにか乗り切りました。
プライベートでは新しい趣味・勉強に意気込んだりもしてみたものの、自分に合わず秒で辞めました。
多分、諦めの速さ人生史上最速を更新。
8月 (映像初制作)
暑かったです。
猛暑での外仕事が結構続いてしまい、つらい…と思いきや、もともと自律神経がぶっ壊れているからか何なのかはわからないのですが、炎天下で汗を流していると何故か日頃悩まされている心身の不調が改善されるので、気分的には快適でした。
そういえば地震警報なるものの発令がありましたね。
今となっては、そういえば、なんて言える幸せを噛み締めるばかりです。
実は12月の「解体の騒」のライブ映像はこの時期の夏季休暇を活用して制作しました。
9月 (さよなら84円切手)
暑かったです。
仕事がまあ大変でした。「こんなの初めて!(嬉しくない)」な感じの仕事があり、かなり久々に学術論文を読みました。
大学生以来。懐かしや。
私は学生時代から旧友と文通を続けているのですが、2024年9月に送った手紙が84円で届く最後の手紙でした。
調べてみたところ1994年以降、これまでずっと80円代だったようです。(1994年80円→2014年82円→2019年84円)
※定形郵便25g以下の場合
※そういや確かに2円と82円で2枚貼りしてた時代あったな~
こんなドラマを観ているよ~とか、仕事が大変だよ~とか、来月旅行行くぜ~とか、他愛のないことを書いていたと思います。
10月 (旅と旅立ち)
暑かったです。
でも無茶して長袖を着た日もありました。
仕事ではこれまでかかわったことのない人たちとも仲良くさせていただくきっかけがあり、「自然に他者と仲良くなる」という経験を久々にした気がして、自然な出会いとかいうけど…結局環境に恵まれるかどうかみたいなところあるよな…と思いました。
だからこそ感謝を忘れないようにしたいですね。
どの程度自己開示をしていくかとか、距離をいかに詰めるか、みたいなのが自分は本当に苦手で、特にここ数年
「人付き合いは苦手」と
「もっと人と付き合いたい」の
両方の気持ちが同時に強くあります。
一生これをやってる気がする。
この月は遠方へ旅行に行ったりもしました。
数年ぶりに飛行機に乗ったのですが、システムとか空港の雰囲気とか、ひたすらずっと「今こんななってんの!?」という調子で完全に浦島太郎でした。
○○県に来たらここへ行け!的な観光名所から、る○ぶ や こ○りっぷ には絶対載らないような地元の飲食店まで、色々見て回って最初から最後までずっと楽しかったです。
そんなことをやっているうちに、
先般のブログに書いた、身内の死の知らせがありました。
11月 (アダンと服と法要)
長袖を着ました。
仕事がまあ大変でした。「こんなの初めて!(嬉しくない)」の連続でした。
先月の旅行に引続いて、古くからの友人とちょっとした買い物旅に行きました。
私も友人もタッパがある方なので、女2人揃ってメンズに直行。1人だと「間違って入ったのかコイツ…?」と思われることを気にしてしまう小心者なので、赤信号みんなで渡れば怖くない(別に赤信号ではない)的なパワーを貰えて頼もしい限りでした。
年々、誰かと一緒に行動して色んな感じ方を共有することの面白さ・楽しさ・有難さがより身に染みるようになってきています。
あと田中一村展、めちゃくちゃ良かったです。
前々から絶対に行きたいと思って狙っていた展示でしたが、想像以上に良かった。今更だけど別記事で書きたいな。
それと法事ですね。慣れないので色々な作法がわからない。
「慣れたくないな、こんなこと」
今年は職場でも人が亡くなりました。
香典袋の書き方がどうとか、服装をどうするとか、式って何すんだ?焼香何回?慣れてないから知らないって!とか、社内でわちゃわちゃやってる最中に上司がぽつりと呟いたその一言が、ふと思い出されました。
12月 (解体の騒音響く)
身内の死から派生して、個人的な事件が発生しました。
かつて丁寧に棺に納めて土葬したトラウマをほじくり返された挙句に「もう互いに関わらないようにしましょう」と散々伝えてきたはずの価値観をもって真逆の宗派で弔われ、さらに棺を破壊され生身の姿のまま別の場所で火葬される、みたいなハチャメチャな出来事があり、
ここ数年でもっとも精神を病みました。
一方で、アート展覧会&ライブイベント「退廃写真館Ⅱ」「解体の騒」に参加させていただきました。
「ただ好きだからという理由で好きなことをやる」
という、
この活動において一番純粋な欲求を思い出させていただき、
ここ数年でもっとも精神が生き生きとしました。
情緒がジェットコースター。
自分の人生において印象深く、あたたかい気持ちになるイベントでした。
本当にありがとうございました。
年末に最低と最高が押し寄せて来ましたね。
終わり良ければ総て良し。
今、来年もがんばっていこうと思えるのはこのイベントのおかげと言っても過言ではありません。
本当に本当に、改めて関係者の皆様へ感謝申し上げます。
ここまで非常に個人的な生活を書いてきましたが、
2024年の幕開けは、能登半島地震でした。
その後、続いて国内で飛行機の衝突事故もあり、
そしてこの年末、韓国務安国際空港で大規模な航空事故が発生しました。
被害に遭われた方々へ、改めてお見舞い申し上げるとともに、災害・事故で亡くなられた方々へ哀悼の意を表します。
来年も何卒よろしくお願いいたします。