+82 #14-1 : 윤석열은 퇴진하라! とは叫べなかったわたし
皆さんもニュース等でご存知のとおり、12月3日の夜、韓国では非常戒厳令が宣布された。
(それについて色々書いた記事はこれ 全3記事)
議会が上手く機能して、戒厳令は宣布後数時間で解除されたのだ。
しかし、韓国国民の不安は治るどころか怒りとなり、熱量を帯びていった。
多くの友人らが、ユン大統領の弾劾デモ(韓国では시위 シウィというのが一般的)に行き、SNSでもデモの情報を共有したり、弾劾を訴えていた。
韓国も政治関心は、日本よりもはるかに大きいと思う。そして、オープンである印象をも受ける。
私のよく行く韓国のライブハウスでは、議会選挙の開票日にみんなでその結果を見届けよう、なんて企画をやったり。
若者にも、十分にひらけている。
わたしが시위(デモ)に参加する?そんな
いつだったかもはや忘れてしまった。私は韓国の友人と今回のことについて話していたときだった。
「大阪で弾劾デモやったりしてないかな?」
これを書きながら彼とのトーク画面を見返していたのだが、私が明確にデモに対して積極的な発言をしたのはこのときだった。戒厳令が出た週の土曜日、12/7だった。
でも待って、日本人である私が韓国の問題にかんするデモ、ましてや国内政治にまつわることなのに、私が何を堂々としてユン政権を否定すればいいのだろう?そもそも、韓国にルーツがあるわけでもない日本人の私がこのデモに関わること自体、おかしな話じゃないか…?
ロシア・ウクライナ、パレスチナ・イスラエルの問題、そして日本でも大きく影響があったBlacklivesmatter
これらのデモに参加した日本人はどういう気持ちで参加したんだろう?
人権問題、ジェノサイド、人種差別のような国なんて関係なく、連帯していくべきイシューだから?
私がユン政権を否定したい、しなければいけない理由が、あるのか…?
そんなことを友人に相談していたときに、友人はこう言った。
「韓国に少し没入しすぎてるんじゃないかな。一旦自分自身を見つめてみることが大事だと思うし、それも日本人として日本人が持っている主権の範囲内で(見つめてみるといいと思う)」
この言葉が何日経っても頭から離れなかった。
気分を悪くしたらごめんと友人には言われたけど、気分を悪くしたわけではない。ただ、自分の立場があやふやになったままいろんなことを考えていたその時に、まさにぴったりの言葉だったのではないかと思う。
そんなことを言われてまもなく、ニュースは飛び込んできた。
同じ友人が、Yahoo!ニュースのリンクを送ってきた。
それは、大阪鶴橋でユン大統領の弾劾デモが行われたというものだった。
そこからの私は早かった。デモを主催した団体は、おそらく在日韓国人らで形成されている連合だった。政治的に極端に偏っていても怖いので一応きちんと調べてみたし、デモ限りのお付き合いにとどめておこうと決め、私はその団体に電話をかけた。
「여보세요?(もしもし?)」
電話の第一声は、韓国語だった。日本人から電話がかかってくることなんて滅多にないのだろう。
私は思いっきり日本語で、Yahoo!ニュースの記事を見たことと、直近でまたデモを行う予定はあるか尋ねた。するとなんと。今週の土曜日もやりますよ、と返ってきた。
場所と時間を聞き、私の弾劾デモin大阪の参加は決定した。
つづく