カメラを構えたくなるということ
先月一週間韓国に行ってきた。
旅行の際は、カメラが欠かせない。
自分は特に専門的な知識があるわけでもなく、高校時代単なる好奇心で安く買ったフィルムカメラ1個と、旅行やイベントがあるたびに揃えるフィルムを持って、写真を撮る。趣味というにもなぁ…といった感じである。
今回実家で昔使っていたデジタルカメラをゲットしたのもあって、いつも使っているフィルムカメラとそのデジタルカメラを持って韓国へ向かったのだ。
しかし、旅行後半くらいで気づく。
「あれ私今回、一枚も写真撮ってなくない?てかそもそも、カメラを持ち出してもいない」
そうなのだ。身軽に行動することを優先したり、もはや慣れきったソウルの街を闊歩していた私に、カメラを構える時間はあまり必要なかったのだ。
写真を撮ることに飽きたわけではない。
しかし今回気づいたら撮っていなかったのだ。
カメラを構えたくなる時、それはどういう時なのか。
可愛い野良猫がふらっと現れたような、今だ!みたいな一瞬なのか
ただただ人が行き交う交差点のような、いつでも見れる光景なのか
日本に帰ってきてちょっと考えて、やめた。
これを考えすぎると、多分私はカメラが完全な趣味になってしまいそうだから。
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