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+82 #4:私だけの韓国語とは

韓国についてわらわら話すことにしたこのシリーズの前回#3で、私が完璧主義で、日本にいるとその語学力を賞賛されるのに現地に行った瞬間自分にがっかりしてしまうということがあると書いた。

こういった主観的な韓国語レベル問題に頭を悩まされることが多くなったわたしは、救わるような言葉に出会う。

以下、実際のメッセージ
本名は「おはよう」で隠しています。ところで私のnoteのbioが「おはよう」なの、知ってた?

とりあえず訳から。
①「笑笑笑」「そんなに頑張らなくていいんだよ」「(名前)だけの韓国語を使えばいいんだよ」

②〈私は韓国人14人、日本人(私)1人でメールで交換日記をしているのだが、これはそのメンバーのグループチャットで私が日記を送信したあとに来た感想〉

(名前)の日記を読もうとすると(名前)だけの朝鮮語であるがゆえに朝鮮語が母語である人が書いた日記よりもゆっくり慎重に読もうとしてしまうね。
僕は母語じゃない言語(外国語という表現がほんとに嫌い。はあ…)を勉強している人たちにはネイティブのようになって欲しくないなぁ…それ自体難しいということもあるけど、自分だけの言語だと面白く捉えてみるのもいいと思うんだ。
(名前)だけの朝鮮語という世界が作られていく…っていう感じかなあ。
(朝鮮語朝鮮語ばっかり言って、なんだかNL【:従北思想】派みたいだね ふふ)


ど、どうですか。
どうですかというのもなんだが、ちょっとグッと来てしまった。グッと来たポイントはわかりやすく太字にしてみた。ちなみにこれは同じ人が書いたメッセージである。
これを書いた彼は私が1人でソウルのライブハウスに行った時に出会ったそこの常連だったのだが、そこから大阪でも会ったりして、仲良くさせてもらっている。
言語学習が好きとのことで、他にもYouTubeで自作曲やカバーをあげたり、詩の朗読、DJもしていたりと心が豊かだなとすごく思う。

私だけの韓国語ってなんだろう?

あまりこれについて意味を深く考え込む必要もないと思うので長々と書くことはしないが、純粋に嬉しかったし、今後韓国語以外の言語を勉強する機会も出てくると思うので、少しだけ、ちょみっとだけ、ひとつまみ、考えてみることにする。

私たちが外国人の話す日本語を聞く時、「上手だ」と思う基準はなんだろう…?発音?イントネーション?コロケーション?間?
このようにある言語に対して「うまいですね」というにも色々な基準があるし、人によって何を重視するかはそれぞれだ。
しかしどんな基準でみても、その上手い下手に関わらず、日本語を一生懸命話そうとしている外国の方を目にすると、やはり嬉しくなる。仕事上のことでもない限り、一生懸命耳を傾けて聞いてあげたくなる。少なくとも、私はそうだ。

この一生懸命耳を傾けて聞いてあげたくなる日本語こそが、その人にしかない日本語であり、私たちが普段使う日本語とは確かに違う何か(文法などの技術的なことではない)があるのではないかと感じる。

私の拙い韓国語でも、頑張って(?)きいてくれる人がいること、お世辞であろうと「한국어를 잘하시네요~(韓国語お上手ですね)」と言ってくれること、それだけでもとても嬉しい。どう頑張っても笑顔になってしまう。ニヤける。

なんだかんだ、コミュニケーションができているのだから。言語学習の醍醐味だと思う。本が読めることよりも、テストで点が取れることよりも、言葉のキャッチボールが1往復でもできることが、達成感を一番味わえるのではないのかと思う。

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