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+82 #2 渡韓のクセ

夏です。

夏休みを一週間後に控えている。

夏休みということで、今年も8月の終わりの一週間を韓国で過ごすことにした。
航空券が一番安い火・水曜を狙ってLCCを取り、韓国人の友人が全日程泊めてくれるのもあって(ほんっとうに…ありがタイっ…!!)、現地で目一杯楽しめそうな予感である。

もちろん(?)一人で行くのだが、
一般的に韓国旅行といえば、本場の韓国料理、美容旅行、コスメ爆買い、推し活…といったイメージが大きいと思う。
そういったイメージを持った方々からすれば疑問は一つ。

一週間も一人で、何するの?

旅行といえば、食・買い物・宿・観光とかで分けられるかな…と思うので、このジャンルごとに私の韓国旅行の傾向(?)について自分がいかにニッチな旅行をしているか自覚するためにも、書き連ねていこうと思う。

韓国料理といえば、チゲ、カンジャンケジャン、サムギョプサル、トッポッキ、チヂミ、カムジャタン、ビビンバ…などまあ挙げるとキリがない。し、私も実際あまり詳しくない。
しかしどの料理にも共通して言えるのが、だいたい2人前からなのである。

韓国料理は鍋物も多いし、なんだかんだで量が多そうなイメージもある。鍋が出てくる前に、おかわり自由と言われているあのおつまみセットみたいなものも出てくるし…とりあえず韓国料理食べに行けばお腹いっぱいにはなる。

そう、2人前からなので、一人でシクタン(よくある本場の韓国料理屋さんを想像してね)で食べようとすると2人前を平らげるしかないのだ。
あの大きいサムギョプサルの肉塊も、ぐつぐつトッポッキも、一人で食べるとなると想像するだけで少しキツい。カルグクス(うどん)とかビビンバとかの粉食だけ頼めば、もしかして一人でも全然いけるとは思うんだけど、韓国旅行に来て粉食ばかりでもなんだかな感はある。

しかし、幸い私はあまり韓国料理に目がない、と言うほどでもないのだ。
じゃあ何を食べているの?と言われますと。

・コンビニ
 よく買うのはおなじみピヨットヨーグル、キンパ

日本のお気持ち程度のコンビニネギトロ巻きとは違うね


・とんかつ定食屋
 なぜかたくさん目にするとんかつ専門店。男性一人客とかがフラッと入ったのを見逃さず、「あれなら私も入れる」と入店することが多い。あと日本にいてあまりとんかつを食べないからこの際。といった感じ。

1人でこれはかなり満腹よ

韓国でグルメをあまり重視しない私にとってはこれで十分なのだ。
もちろん誰かと食事をするときには美味しいお店を探すし、個性的なカフェも大好きだし、NAVERマップはブックマークでたくさんだ。

買い物

買い物にかんしては、今やインターネットでいろいろ手に入る世の中になってしまうので、日本から買えるものは極力買わないようにしているし、日本で買えないものが欲しい。

①本
必ず行くのが本屋さんである。お気に入りの本屋さんは、行ったことがある人も多いであろう、教保文庫 光化門店。
韓国の本は、日本にはない装丁ばかりで、飾っているだけでもとても可愛いのだ。私はエッセイをよく買って、帰りの飛行機で読んでいる。ハングルしかない本が自宅の本棚に溜まるたび、「あ、これはあのときに買ったなあ」と思い出せるのが楽しい。まだ思い出せる範囲の量だからいいのだろうが、これがたくさんになると困ってしまうな。

初めて買った韓国の本
左は高校の歴史の教科書

②服
韓国ファッションはもはや日本において流行を超えて「韓国系」と言ってシンプルな着こなしをしてしまえばなんでもそれっぽくなってしまう便利な系統になってしまった感は否めないが、まあそれは置いといて。
韓国系通販にもない、雑居ビルの中にあるようなアパレルの実店舗に行くのがとても楽しい。今年の3月に行こうとしたとある店は、到着してからそこが実店舗ではなく事務所だったことが判明して、バカ真面目に事務所を訪問してしまった。渡韓中にやっているポップアップに足を運んでみるのもおすすめである。そのとき限り感があって、ショッパーをルンルンで持って帰れる。
また、探してもないのに出会ってしまったみたいな買い方も好きである。新村〜弘大にかけての路面店、蚕室駅の地下街、延南洞の人通りの少ないエリア、とりあえず聖水をぶらぶら。そんな軽い気持ちで歩いてても、「え、こんなの日本にない!」といった出会いがそこらじゅうに転がっている。それを探すのもあり寄りのありである。

宿

一人旅のベストフレンド、Airbnb。
今夏はありがたく友人に泊めてもらうが、今まではエアビで安い好物件を探しまくていた。
今年1月に利用したエアビの例 ↓

場所:新村(新村と梨大の中間)
費用:約¥2,900 / 泊(x 4泊)
スタイル:個室(3.5畳くらい)/ 共用キッチン・バスルーム
アメニティ:タオル・バスルーム備え付けシャンプーなど

ふ、なんか思い出すだけで笑ってしまう。そんな宿だった。
他に個室が何部屋かあったのだけど、誰が泊まっているかもわからない。
初日入ったときに玄関に靴がもう一足あったのだけど、人がいる雰囲気もない。
夜中の3時くらいに玄関から入ってくる音が聞こえる。数十分後に出ていったけど、朝起きて玄関を見ると靴の数が減っている。

ちょっとこの話はまた別のところでするとしましょう。
結論バスルームも少し汚くて、私は毎晩日付を過ぎてから弘大まで歩いて行き(10分ちょい)スーパー銭湯を利用していた。思えば1月の夜中寒空のなか、ソウル最大級の繁華街まで歩いて4日連続スーパー銭湯に通う女子は、なかなか面白いものだったのではないかと思う(実際2日目の時点で番台のおばさんに「また来たんですか」と言われる)。

お世話に
なりました(B2)

観光

ひとり観光…これは特に難しいことでもない。
さらに私は韓国滞在中はザ・観光地を避ける傾向があるので、特に困ったことはない。
事前に行きたい場所を決めておいて、エリアごとに効率よく回っていくことがほとんどだ。目的の場所も巡り尽くしてしまって、気づいたらあてもない散歩になっていることもしばしば。

〈実際に歩いた気づいたら散歩してたコースの例〉※数字は地下鉄路線番号
・汝矣ナル駅⑤〜セッカン駅⑨(2km弱)
 丸の内みたいな金融街 退勤ラッシュ丸かぶりの時間にいたので電車に乗りたくなくて歩いた記憶

お仕事お疲れ様です


・乙支路4街駅②,⑤〜ソウル駅(3km弱)
 清渓川沿いを歩くのは季節を問わず気持ちいい
・蚕室セネ駅②〜松坡ナル駅⑨(2.5km)
 オリンピック公園に行こうとしてせっかくなら歩こうと一つ前の駅で降りるものの思ったより公園が遠く結局諦め松坡ナル駅から電車に乗る


これからも使わないであろう松坡ナル駅

こんな感じで

私の一人韓国旅は相変わらずこんな感じである。
どこかのタイミングで、宿の欄で話したエアビの話をしたいなとも思う。
気が向いたら、気が向いたら…。

参考までに、私は20歳の大学生です。

あっもちろん友人と行ったこともありますよ。
そのときはもっぱらガイドに徹して、普段自分では行かない韓国観光地(市場や明洞)を楽しむということにしている。

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