葉蓋
先日のお稽古は葉蓋を使ったお点前でした。黒塗りの桧の曲物に切箔を散らした末広籠の受け筒の水指に、梶の葉を蓋として使用しています。
梶の葉は、その昔紙の代わりとして使われ、七夕の短冊として願い事を書くのに使われたそうで、七夕のこの時期は好んで葉蓋に使われます。
釜前は暑いのですが、みずみずしい葉蓋のお点前は涼を感じられます。
お稽古花はギボウシの格花です。
ギボウシの葉はしっかりしており、この時期によく使いますが、花はあまり使ったことがなく、格花のお稽古は久しぶりでした。
調べてみるとギボウシの花は一日花で、朝に咲いても午後にはしおれてしまう、儚い花だそうです。ですのであまり花を使うことがなかったのかもしれません?