水曜日の湯葉 #11
古いメモ帳を漁っていたらこんな文章が出てきた。何かの小説で使わなかった原稿の断片だろうから、ここで供養しておこう。
「ポトラッチ」という言葉を覚えたので使いたかったのだろう。
2月9日 水
イオンモールで苺ショートを食べながら短編 WDM 最終改稿作業。すぐそばにあるエスカレーターの注意アナウンスが無限ループで聞こえてくるので、集中できずに文字起こしをする。
いったん文字にすると不思議と耳に入らなくなり改稿を終える。「15時まで」と言われたものを15時13分に送ったので頑張った方だと思う。
早川書房から『SFが読みたい!2022年版』が送られてくる。去年出たSFのランキングとか作家の直近予定とか『バーナード嬢曰く。』出張版とかが載ってる。僕も毎年予定を書いているが、これを読んでると「僕はSF作家の中では勤勉なほうなのでは?」という気がしてくる。
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