青い電車よりもっと速いのがある ◆ 水曜日の湯葉145
『ぬのさんぽ』ボイスコミックの2話が出た。
収録時は声優のすごさにひとしきりビビったが、完成動画を見ると動きの付け方がすごい。ボイスコミックというから紙芝居みたいなのを想像していたのが、なんかもう軽アニメと言ったほうがいいくらい動く。
この漫画の絵を活かしつつアニメっぽくする表現形態、もっと広く使われるべきではないか。いろんな漫画がこういう動画になってるのを見たい。見たいよな?
1話は再生数4万を突破した。再生数を自分ごととして気にするのって初めてだ。現代のクリエイターはみんなこれを気にして生きてるんだよな。
本編はジャンプTOONで連載中。
最近読んだ本とか
連載準備中はほとんど本が読めなかったので、今週は辻褄を合わせるように本を読んだ。いくつか紹介していく。
ちょっと前から早川書房が新書を出すようになった。と思ったら漫画まで作り始めた。なんか最近の早川はデカい動きが多い。経営体制でも変わったのかな? 日本SF小説の砦みたいな会社なので儲かってほしいが。
さておきこの本、要約すると「インターネットは意外と立地が重要」という話である。地球全体に情報がまんべんなく分散したインターネットのイメージはとっくに過去のもので、厳選された場所に建設されたデータセンター(DC)にすべての情報が集約されるようになった。
本書によるとDC建設に必要な3要素は「良い立地」「安定した電力」「広い土地」とのことである。僕は「寒さ」だとばかり思ってた。さくらインターネットが北海道にDCを作っていたので。ただ都心と北海道くらい通信遅延があるとかなり実際的な不便があるらしく、結果的に千葉ニュータウンという都心から近い場所にDCが集中してしまっているとのことである。
ちょっと前に流山のDCが住民反対で頓挫になったことがあり「なんでDCが迷惑施設あつかいなんだよ」とちょっと思ったが、現代においてデータセンターは「有事の攻撃対象になりうる」という話を読んでちょっと住民に同意した。
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