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死んだらええねん!って死んだ人に叫んでも 4

怒りや恨みを出し尽くす方法を誰か教えての日々

※アメブロで2014年に書いた「自分史」を加筆・再考し掲載しています。


借金残して突然死んだ上に

彼女との思い出の品々を「とてもご丁寧に」
遺していた旦那に対してへの憎しみ。

生まれて初めて
心臓がドキドキするくらいの怒りの感情でした

主人の部屋にあるものを
どんどん投げて、叫んで、壊して、破って、泣いて、捨てて

いろんなことをやり尽くしたような気がするのですが
そのときは若干楽になるものの、

怒りは全然治まりませんでした。

しばらく放心状態になって
またしばらくすると
メラメラメラメラっとなるというね。

当時はこの心を抑えよう、整理しようなんて
これっぽっちも思いませんでした。

だって「みんなに同情されるかわいそうなわたし」でいたいんだもの♪

怒りと憎しみを向ける相手が死んでいないってことが
ほんとに「終わりなき」怒りを増長させつづけて

生きていくんだと
当時は本気で思っていました。

でも
怒りをぶつける相手は死んでこの世にいません。

怒怒怒怒怒・・・・怒怒怒怒っっ
チクショー死んでしまえーーー!!!!!!

死んでますけど。

これを永遠に繰り返して生きるしか
当時の私は生きる方法を知らなかったです。

ビニール袋や新聞でグルグルに巻かれたまま
遺影は踏まれまくって「粉」になっておりました。

お骨より粉砕したよね。

でも、気は済まない。

怒りは収まらないけど
もう壊すものがないなと思いました。(ゴジラかゴジラ)

さすがのあたしも
机やベッドは壊せない。
(してみたけどケガはしたくない。)


そうだ。
いいことかんがえた!!

こいつ(主人ね)のものぜーんぶ売ってしまって
お金にしてしまおう!!

当時はまだまだ
これからのお金の事にまだ不安がたくさんありました。

いいんじゃない?

いい考えすぎる!

あたし天才じゃん!

お金がすこしでも手に入ると思うと
美味しいものが食べられる!
ちょっと(かなり)ウキウキまでしました。

こうなるとめちゃめちゃ早い
ネットで適当に探した業者さんにすぐに来てもらいました。

そして

見積もりしてもらっている間に

結婚指輪も、
昔むかしにお誕生日に主人に買ってもらったジュエリーも

「なんのためらいもなく」
すべて売っぱらってしまったのでした

家具や、電気製品やらでトータル二万円くらい。
売れないものもかなり持っていってくれましたので

その日
主人の部屋の中は
なにもなくなりました。

とてもとてもすっきりして
臨時収入でピザなんかとって

100パーセント晴れたわけではないのだけど

なんというか

「やってやった、ざまーみろってんだ」

的な気分満載になりました
誰になんでしょうねってな感じですが。

家の中の
主人のものを排除することで
少しは当時自分の気持ちもすっきりしましたが

それでも

血も涙もない私のやっていくことは
これで終わりになるわけではもちろんなくって

恨みや怒りや憎しみを

今度は「生きている人」に
向けていくことになるのでした。

そう。

THE・復讐劇です。

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