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近所のおじさんのはなし


タイトル怪しすぎるだろって思った人いますよね!

ご心配なく(笑)

本日は、今の私の生き方を決めてくれたと言っても過言じゃない

おじさんの話をしようと思います。(ちょっといい話)

小学生の頃の話


私の家は貧しく、両親は共働きで小さい頃から家族の時間が
周りの同級生たちに比べると本当に少なかった覚えがあります。

動物園に行った~!キャンプに行った~!
週が明けると周りからはそんな声が聞こえてきました。

もちろん我が家ではそんな経験は出来ず、
私はひとりで家の近くの公園で遊んでいました。

あるとき、上級生のお兄さんとキャッチボールをしている
おじさんに出会い
はじめて野球を教わりました。

それからというもの毎日そのおじさんの家に学校が終われば
押しかけ(一方的に)野球しよ~う!とピンポンを押す日々が始まりました。そんな私に嫌な顔せず、キャッチボールの相手をしてくれました。

その甲斐あり、野球にドはまりしプロ野球や高校野球を見に行き、
当時は将来は女子プロ野球選手になる!
とまで意気込んでいた覚えがあります。

野球だけでなく、ある日は畑作業、ある日は屋根のペンキ塗り、ある日はパンクした自転車の修理。

卓球にバドミントン、テニス。

そしてギター

おじさんは、ありとあらゆる経験をさせてくれました。

そして、おじさんは頭が良いらしい…
上級生のお兄さんが受験の時は親から頼まれ、家庭教師もしていた。


ただただ町内の子供たちと遊ぶおじさん
大丈夫??と思われそうですが
私にとってこの経験がなければ
今の自分はいないとそう思っています。

当時は何やってんだろ~と何も考えず
おじさんの真似をしていたけど

あの日々で教わったギターやスポーツは今でも大好きで続けているし、
ある程度の日曜大工や畑仕事なら出来し、これもやってみよう
という好奇心にもつながっているなと思っています。

学校に行きたくなかったあの時、行けなかった時
おじさんは何一つ嫌な顔せず、遊びに付き合ってくれました。


確かに、家族と出掛けられないことに少し寂しさは
あったけど、それ以上に
毎日新しい経験をさせてくれる
あの時間が何よりも大切な時間だったと今でも思っています。

だからこそ、子どもの成長を見守るのは家族だけじゃなくていい
と思っています。

近所の人、駄菓子屋のおばちゃん、剣道場の先生

誰でもいい

それぞれが伝えられることを、伝えればいい。

もし、本人が「やってみたい!」
の気持ちになったときは見守ってほしい。

そんなつながりが無くなってしまわないように


私は今、地域で孤立を減らす活動をしています。











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