何気なく、でもひとを傷つける言葉
「2人目はまだなの?」
「子どもが1人だと寂しいんじゃない?」
「1人だと子どもが可哀想じゃない?」
普段生活をしているなかで、こういった言葉を両親やら職場の同僚から定期的に投げかけられます。
この類の言葉が個人的に凄く嫌いで、言われた場面で表立って不快感は出しませんが心の中はかなりの不快感で渋滞しています。
なぜこの類の言葉が嫌いなのか?
私も含め1人っ子で子育てをしている方の中には、いろんな状況の人がいると思っています。
子どもが1人でも家族で話し合った結果家族で理解し合って生活している
経済的に厳しくて2人目を断念している
2人目が出来にくい状況
年齢的な問題
挙げた以外にも、家庭の数だけ理由があると思います。
それを考えた上で、
「2人目はまだなの?」
「子どもが1人だと寂しいんじゃない?」
「1人だと子どもが可哀想じゃない?」
この問いかけって残酷じゃないですか?
言った側は多分相手のことや、1人っ子の子どものことを考えて発言しているんだろうなとは思うのだけれど、言われた側はどう思うのだろう。
2人目が出来ないことに悩んでいたり、経済的や年齢、身体的に子どもが出来にくい状況だったりで真剣に悩んでいたら心のダメージが深刻です。
なので自分も含め、この文章を読んで下さった方に少しのお願いがあります。
それは、「2人目は〜」と発言される前に一度立ち止まって少しでいいので相手の背景を想像してほしいということです。
その言葉を投げかけた時に相手はどう感じるか。そのことを想像してもらえるととても助かります。
1人っ子でも十分に愛情を注いで子育てされている方はたくさんおられます。
子どもが1人だと一緒に遊べる兄弟がいなくて寂しい状況がある。否定は出来ません。でも兄弟がいない分、子どもが寂しくないよう親が一緒に遊んだりする機会を増やしていたりします。
子どもの人数に関わらず、1人っ子でも幸せに生活している家庭はたくさんある
1人っ子の家庭事情の想像、1人っ子だからと言って不幸であるとは限らない。
今回の文章で、このことが皆様に少しでも伝われば幸いに思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。