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【乳がんきろくvol.8】入院、手術前夜
いよいよ手術のための入院。
頂いたお守りもしっかり持って、夫に送ってもらう。
まだ現実味がない。
でも、入院するまでの間、沢山泣いた。
身体の一部を失う事が悲しくて。
手続きを終え、病室を案内して貰って夫とは一旦お別れ。
手術は、多分麻酔もあるし、大丈夫と思っている。
何が怖いって、術前のセンチネルリンパ節生検のための注射。
会社の乳がん経験者の先輩に聞いたところ
「くっそ痛い」
「注射じゃない、アイスピック」
と、めちゃめちゃびびらされた。
沢山励まして、心配もしてくれていて、何より今元気にされている(心情はそうではないのかもしれないけれど)同病の先輩の存在は心の支えにもなっているので、良い先輩です。
荷物を整理して、色々書類を書いて、看護師さんや、薬剤師さん、オペ看さんと、順番に話をしに来て下さる。
採血もあったので、
「センチネルの注射もですか?」と聞くと
「しないですよー!」
と‥!!
しないのね!なぜ?いいの?
でもしなくていいなら嬉しー!
どうも、術中にするとか。
気がかりだった案件が無くなったため、足取り軽く入院生活を満喫する。
まだ手術していないので元気、何か申し訳ない感じ。
ご飯が出てくるのが最高。
術後に必要なオムツを購入したり、
口腔科にお口の洗浄をしてもらったり、何かとバタバタはしているものの、空いた時間はドラマを見たりとゴロゴロ。
満喫しているところに先生登場。
あまりのゴロゴロ具合に苦笑いしながら、左手に△マークを書く。
「明日、がんばりましょうね。」
すみません、緊張感無くて‥
その後のシャワーでまぁまぁ消えたよね、△マーク。
9時から絶食、朝6時から絶飲のため、早々に就寝。
この日は長男のピアノの発表会のリハーサルだった。
平日の遅い時間に予定されていたため、下の子たちの対応とを私と夫で手分けするつもりが、入院がかぶってしまい‥
実母の仕事がお休みだったので長男の送迎をお願いしていた。
発表会当日も見に行けなくてかなり残念だったけれど、フォローしてくれる夫や母や妹に感謝。
まだまだ実感は無い。
明日の今頃はどうなっているんだろう。