人間が誕生した時の人間の寿命は30年〈30歳〉前後だった。それから能力と技術に目覚め進化し☆得たもの☆失ったもの☆とは。【アユレム】
そうだね。
そもそも、人間という生命体が誕生したのは地球に溢れ出した巨大動物のバランスを保つ為だったんだよ。
巨人が滅び、恐竜が滅んだよね。それでまた、巨大動物が蔓延りバランスを崩したんだよ。
それで宇宙の神は【人間】という生命体を誕生させたんだ。
輪廻転生のルールから見ても、人間の寿命は始めは30年前後だったんだよ。
人間が誕生して、歩き、狩りを始めるのに小さな動物なら3歳から出来る。
神は、雄と雌を与え人間という生命体を生産させたんだ。その雌が雄と新たな生命体を誕生させる為の交尾が可能になるのが、人間は約13~15年の月日が掛かったんだよ。
そして、新しい生命体を作り誕生させる。
それから、約その人間がまた新しい生命体を誕生させて見守る為に約13~15年。一応、新たな生命体を誕生させるのが使命だから見届ける時間が必要だったんだね。
もちろん、お腹に居る時間、生存する過程の中でいろいろあるから、計算通りにはなかなか行かないけれど、合わせるとだいたい必要な寿命は約30年前後なんだよ。。
その30年前後が、輪廻転生のルールに当てはまるんだよね。
狩りをする時代はそれで良かったんだよ。
食して生存する。
バランスを保つ為に。
雄は〈狩り〉をする=巨大動物を狩る。
雌は、狩りもしながら生命体を誕生させ次の誕生を見守る為に生存する。
人間も、他の動植物とそれほど変わりはない生活だったんだよね。
ところが、人間という生命体に必要以上の【欲】という感情が備わり出してから、人間は能力と技術を発揮しながら、どんどん進化して行ったんだよ。
集団を造り、その中でのリーダーを造り、やがて集団同士が権力を競い合い、更にはその集団を巨大化させて行ったんだよ。
神が必要だった人間という生命体の数が増えれば、それはまた困ってしまう。
だから、神は人間という生命体のバランスを保つ為のものを与えなければならなくなったんだよ。
時に、ウイルスを使い病を送った。しかし、人間は進化の中でそのウイルスさえも押さえるようになったんだ。
じゃぁ、今度は災害という形でバランスを保とうとしたんだよ。確かに、多少のバランスは保てたけれど、人間という生命体はどんどん生まれて来る。
そのうちに、人間同士が戦い始めたんだよ。
神は、そこまでは望んではいなかったのに。
【欲】が権力と財を蔓延らせたんだ。
神は怒ったんだ。
〈何故、同じ生命体で競うんだ。少なくとも人間という生命体は本来、協力し助け合いながら巨大動物のバランスを保ってさえいれば良かったんだ。何をしているんだ〉
それから神は、人間という生命体に、時に罰を与えるようになったんだよ。
だけど、それは警告に過ぎない程度なんだよ。
だけど、人間という生命体は更に更に【欲】を蔓延らせて行った。
権力と財力を持ったものが優位に立ち、我が物顔で立ちはだかる。
本来の人間という生命体ではもう無くなって行ったんだよ。
確かに、能力や技術は発展、進化した。
だけど、その影で人間が人間という生命体に滅ぼされ始めたんだよ。
人間という人間による争い。
殺し合う争いばかりじゃなく、権力や財力による争いからの消滅。
凄い世界になったよね。
それでも、進化を美とし優秀として来た人間。止める事は無いよ。更に更に。
そして、その事をまた人間は讃えた。
その影で消滅する生命体があるのに。
そうだね。
更に更に、人間は進化するのだろうね。
争いや格差は、神が一番嫌う事。
本当の意味で【平和】を謳うのなら、もしかしたら、これ以上の進化は人間という生命体を滅ぼしてしまうかもしれない。
あくまでも、僕の考えだけどね。
じゃぁ、またね。