ココでしかできないパフォーマンスショーを創る
「ココでしかできないパフォーマンスショーを創りたい。」
これが私の目標です。
なぜ創りたいのか。
パフォーマンスショーに対する想いをそのまま書きました。
「パフォーマンス」という魅力
この世界には無数の娯楽があります。
映画、本、ゲーム、SNS、遊園地、旅行、などなど・・・
デジタルの分野が発達し、「リアル」でなくても色んなものが体験できるようになりました。
これから技術が目まぐるしく進歩して、部屋から一歩も出ずに、すべてが完結してしまう世界になっていくかもしれません。
技術の進歩としては、凄まじいことだと思います。
けれど、同じ空間で、同じ時間で、目の前で繰り広げられる人間のパフォーマンスは、「デジタル」にはない不思議な感情が湧き上がってくるんです。
その感情を言い表すとしたら、
「心の琴線に触れて、自分自身ですら感情をコントロールできなくて、身体中からメロディーが溢れ出てくる。」
こんなかんじ。
たぶん、多くの人は頭の中に「?」がたくさんついたことでしょう。
もっと分かりやすく言えたらいいのだけれど、言葉には表せないくらいの感情になるんです。
この感情は、きっと実際に体験したことのある人しかピンとこないのではないかなと思います。
でも、これは何物にも代えがたい感情で、多くの人に体験してほしい。
生で見るスポーツ観戦に似ているかもしれないけど、ちょっと違う。
言葉で表せないのがもどかしいけれど、
だからこそ、体験してほしい。
そういう場をわたしが創りたい。
そもそも「パフォーマンスショー」とは
「パフォーマンスショーってなに?」
「ミュージカルとか演劇じゃないの?」
とよく聞かれるけれど、私が創りたいものはミュージカルや演劇でもありません。
想像しやすいように、よく例えに使っているものは、「シルク・ドゥ・ソレイユ」や「イマーシヴ・フォート」。
それでも「え、なにそれ。」って言われることも多いのですが、、、(笑)
それ以外に例えようがないんです。
パフォーマンスショーが世の中に浸透していないという悲しさはあるけれど、私自身も大学1年生までは「シルク・ドゥ・ソレイユ」を知らなかったので、なにも言えません。(笑)
これら2つのものと私が創りたいものの共通点は、
・世界観、ストーリーがあること
・人がパフォーマンスをしていること
・単なる「劇場」でやっていないこと
・お客さんを巻き込むこと
簡単にいうと、こういうことです。
では、逆に「シルク・ドゥ・ソレイユ」や「イマーシヴ・フォート」とも違う点はどこなのか。
それは、「ココでしかできない」ということ。
「ココでしかできない」という魅力
「ミュージカル」も「演劇」も「シルク・ドゥ・ソレイユ」も色んな場所で同じ公演をやっています。
「イマーシヴ・フォート」も青海にある元ヴィーナスフォートの施設でしかやっていないけれど、他の場所に移転してもできます。
でも、私が創りたいものはそうじゃない。
「ココでしかできないもの」を創りたい。
例えば、普段は日本で観ないくせにニューヨークに行ったらブロードウェイを観て楽しむ。オーストリアのウィーンに行ったら本場のオペラを聴きに行く。
そして現地で「めちゃくちゃ良い!」って感動して、日本公演でもう一度観てみたら「なんか違う」ってなったことありませんか。
それもそのはずなんです。
ニューヨークの街の雰囲気、お客さんたちのノリ、、、
良い意味でごちゃごちゃしたニューヨークだからこそ、ブロードウェイが創られて、今も文化として根付いているんだと思うんです。
街に合った芸術がある。街に合ったパフォーマンスショーがある。
私はそう思っています。
もちろん、海外でやっているものの日本公演を否定はしません。
海外に行きたくても行けないから日本で観れることは単純に嬉しい。
それはそれ。これはこれです。
私は、「この街だからこそ創れるパフォーマンスショーを創りたい。」
東京の渋谷だからできるもの。
北海道の函館だからできるもの。
沖縄の那覇だからできるもの。
その街の歴史・食べ物・踊りとかを織り交ぜたもの。
全国ツアーも世界ツアーもできません。現地に来ないと観れません。
けれど、それでも観にきたい。と思わせられるものを創りたい。
パフォーマンスショーを創ったあとの未来の話
誤解なく最初に言っておくと、老若男女関係なく全員に観にきてほしい。
その上で、学生や若者にはもっと気軽に、気楽に観にきてほしい。
そういう仕組みをつくりたい。
というのも、今の若い世代はスマホの中にいる時間が多く、リアルで何かを観る機会が少なくなってきています。
だからこそ、スマホの中の世界との違いを感じることができる機会をつくりたい。
それから
「芸術分野は生活できない。」
「厳しい世界だ。」
とよく言われるのが現実。
子供たちが夢をもつ前の段階から、夢を奪ってしまっているんです。
だから、
パフォーマンスや芸術の世界でちゃんと夢をみれるように。
VRや動画の中だけじゃない世界も忘れないでいられるように。
私が学生や若者が気軽に観に来れて、パフォーマンス分野でも活躍できるような場があるということをみせられるパフォーマンスショーを創っていきたい。
「その街だからこそできるパフォーマンスショーを創る。」
これがわたしの目標です。
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