【E資格】学習に用いた書籍【合格体験記】
こんにちは
サラリーマンのゆゆです。
E資格合格体験記第3弾として、
今回はE資格およびAI学習における書籍の紹介をしたいと思います。
以前、”E資格学習中”に書籍を紹介したのですが、追加書籍があったりE資格を受験して思うこともあるので、改めて記事にしました。
以前(E資格試験受験前)の記事は↓をご覧ください。
◆ゆゆのAI関連の書籍一覧
「前回3冊くらいしか読めないって言ったじゃないか!」ってご指摘を頂くのは覚悟の上で所有している書籍一覧を挙げます。
8冊リストに挙げてますが、E資格合格のために読んだ本は5冊になります。
(3冊から増えている言い訳をすると)前回の記事から追加されている2冊は、
記事を書いた後に買って読んだ書籍
(読みやすかったので読めちゃいました)ネット上で書籍事前レビュー公開されてたものだったので、カウントしていいか悩んだ書籍
です(汗)
※注意※
【オススメ度】として書籍を5段階評価してますが、書籍がいい悪いではなく「E資格試験で点数を取る」という目的に対して私の経験をもとにつけています。
よくない言い方ですが、費やした時間に対してどのくらい点数に貢献したかという一種のコスパの良さと思ってください。
本来E資格合格が目的なのではなく、
E資格の分野、さらにはより深く広いAIの分野を勉強し、仕事で成果を出したり自身が作りたいものを作ったりすることが大事なのであって、最小限の努力でE資格合格するという視点で書くのは本来あるべき姿ではないような気がします。
ただ、E資格合格を機に就職・転職できたり、合格後より勉強することで活躍するということもあり、そうなるとまずは合格することが最優先かと思いますので、E資格合格という視点でオススメ度を書かせていただきました。
※あくまで2022#1までのシラバスに対して私の視点でのオススメ度なので、シラバス変更に伴いズレてくる可能性はあります
◆E資格学習に用いた書籍
E資格のために読んだ書籍は以下の通りになります。
<徹底攻略ディープラーニングE資格エンジニア問題集>
【E資格学習オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】
そのまんま「E資格の問題集」です。
これを読まずに合格した人の比率を知りたいというくらいみんな読んでいると勝手に思ってますし、既に黒本に関する記事をいくつか書いているので、簡単な感想を述べたいと思います。
E資格受験後に振り返ってみて黒本は、
問題集という名の学習書
試験感覚を養うための書籍
だと改めて思いました。
どちらも「問題集だから当たり前でしょ!」って話なのですが、
問題集でありながら純粋にインプットとして勉強になった
本番の問題とカラーは違えどレベル感は合っているので黒本の実力がそのままE資格試験の結果に反映されやすいと思った
ということです。
私が受けていたAidemyでも問題を解きながら進めるのですが、講座の理解を問う問題であって、必ずしもE資格の出題傾向にあっているというわけではなかったので、黒本を解いてE資格の問題レベルに慣れました。
(Aidemyの出題内容は純粋にその分野の学習になるので、Aidemy出題内容がダメという訳ではないです)
ある程度黒本を繰り返し解いてくと、テクニック的に解けるようになり、本番時間の余裕が生まれやすいと思いますので、本番前に2〜3回繰り返し解かれるといいかと思います。
(私みたいに7回も解かなくていいです↓笑)
<ゼロから作るディープラーニング>
【E資格学習オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】
「ディープラーニングの基礎」を実装しながら学ぶ書籍です。
この書籍がE資格のオススメにまず上がるのは、E資格で求められているレベルのディープラーニングの基礎内容がそのまま書かれているからだと思います。
(E資格のために書かれたという訳ではなくてE資格側がこの書籍を参考にしている方だと思いますが)
あと、E資格で実装問題が出るから読んだ方がいいということもありますが、ディープラーニングを理解する上でやはりNumpyレベルでの実装は欠かせないないような気がしますので、実装問題の出題有無に関わらずこの書籍を読まれるといいかと思います。
不思議なもので実際コードを実装すると、丸写しでも理解度は高まるような気がします。
ちなみにE資格の分野は多岐に渡るので、これ一冊読んでも直接取れる点数は限られますが、この書籍を理解していないと応用分野の理解がしづらかったりするので、間接的にこの書籍が関わる問題数は多いと思います。
<ゼロから作るディープラーニング②>
【E資格学習オススメ度⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️】
「自然言語処理分野」を同じく実装しながら学ぶ書籍です。
これも①と同じくE資格のレベル感に合っていると言ってしまえばそれでお終いなのですが、それ以外に私がこの本を強くススメる理由は「Attention(注意機構)」の説明がわかりやすかったからです。
自然言語処理分野に限らず今や画像など様々な分野で使われる「Attention」はE資格としても外せない項目ですし、E資格関係なくても外せない内容だと思います。
その「Attention」を丁寧に実装を伴って丁寧に説明している書籍はあまりないかと思いますので、本書籍はほんとオススメです。
<(ゼロから作るディープラーニング④)>
【E資格学習オススメ度⭐️⭐️⭐️】
「強化学習分野」をこれまた同じく実装しながら学ぶ書籍です。
この書籍は私がE資格の勉強をしていたときには発売されてなく、たまたまNotionで事前レビューができたため読むことができました。
そしてついに先日発売されましたね!
もうすでに読まれている方も多いかと思います。
黒本は置いといて、「ゼロからシリーズ」の①、②よりオススメ度が低い理由は単純に強化学習の出題数が相対的に少ないからです。
強化学習自体は他の分野に劣らず奥が深く難しいのですが、出題という観点からは問われる内容が限られているので、数式の丸暗記でも乗り越えられなくもないのかなって思います。(少なくとも私が受験したときは)
ただ、強化学習を基礎からしっかり抑えようと思うのであれば本書籍は絶対に読んだ方いいです。
<最強囲碁AI アルファ碁 解体新書>
【E資格学習オススメ度⭐️】
「AlphaGo」を説明している書籍です。
私は読んで大満足したので過去にも記事(↓)を書かせていただいたのですが、E資格試験で出題される確率や点数を考えると、オススメ度は結構低いです。
皆さんがどのくらい、どのようにAlphaGoを勉強してE資格試験に挑んでいるかわからないのですが、私はAlphaGoを勉強するならこの書籍一択と思っています。
ただ本番の試験で5問を超える問題数が出るとは思えないので、わざわざこの書籍を買う必要はないと思います。
(出たらすみません。。)
私の場合は黒本でどうしてもAlphaGoの解答が1ミリもわからなかったのが嫌だったのと、昔囲碁をしていたこともあったので、衝動買いで買って読みましたが・・・
他の書籍と違って軽く流しながらでも読めるので、もし興味があれば読まれるといいかもしれません。
◆E資格に関係なく所有している書籍
E資格に直接は関係ないのですが、読んだ(チラ見含む)書籍を紹介したいと思います。
<ゼロから作るDeep Learning ❸>
【E資格学習オススメ度⭐️】
この書籍は「Pytorchを作る」というと言い過ぎですが、Pytorchのコアの部分をイチから作るまさにthe実装本です。
元々E資格の学習に使おうと考えて買ったのですが、どうもE資格には直接は関係なさそうだったので試験後に読みました。
ゼロから作るシリーズ①、②を既に読んだ後だったので、ディープラーニングの勉強というより、Pythonの勉強になった気がします(笑)
E資格関連としては「Define-by-Run」や「二階微分」が実装を伴って理解できると思います。
新シラバス(2022#2〜)はPytorchやTensorflowのフレームワークも出題されるようなので、もしかしたら読むといいのかもしれませんが、E資格合格のためなら素直にPytorchやTensorflowの使い方を説明している書籍を読んだ方がいいような気がします。
<深層学習 (アスキードワンゴ)>
【E資格学習オススメ度⭐️】
この書籍もE資格のオススメ書籍でよく挙げられるので、読まれている方も多いかもしれません。
私は昔ディープラーニングに興味を持ったときに、ディープラーニングを勉強しようとなぜかこの書籍を買ったので所有しています。
「所有しています」というのは、恥ずかしい話ですが、全く読まずにクローゼットの奥にしまいE資格学習でも全く読まなかったのでそのような表現をしております。
全く読まなかったと言ってもチラ見はしたので、そのレベルで感想を述べると、よく合格体験記で一周したとか辞書的に使ったという方を見ますが、この書籍を読める人はまずE資格合格できるでしょう。
というくらい理解するのにだいぶ困難を伴う書籍だと私は思いました。
私のレベルが低いってのもあると思いますが、少なくとも初学者がいきなり読める学習書ではないと思います。
<ディープラーニングを支える技術>
【E資格学習オススメ度⭐️⭐️】
「ディープラーニング技術の単純な知識だけではなく意味的なもの」を説明している書籍です。
これはE資格学習後半に読んだので、E資格学習用と言っても間違いではないのですが、これを読んだから点数が取れたという訳でもないですし、どちらかというと寝る前の趣味の本として読んだのでE資格とは切り離して述べたいと思います。
機械学習・ディープラーニングについて深掘りされた説明がされているので、「あれってこういうことだったんだ」という別の視点で学ぶことができます。
ただ完璧に理解しようとすると書かれている内容だけでは十分でなく、統計学など専門的なバックグラウンドが必要かと思いますので、「もう少しで腑に堕ちるんだけど」って状態になるかもしれません(笑)
とは言え、内容に対して比較的コンパクトにカラーでわかりやすく書かれているので、E資格学習を一巡された方であれば読まれるといいかと思います。
つい最近知ったのですが、この書籍の次作書籍が出るんですね!
是非読みたい!
◆最後に
オススメ度の高いものから低いものまで紹介・レビューしましたが、純粋にAI・機械学習の勉強であればどれもオススメいたします。
ただどうしても期間・時間が限られている中で全てを読むことは無理だと思いますので、これからE資格受験を考えられている方は一つの意見として本記事をご参考にしてもらえれば幸いです。
予定していた合格体験記はこれで最後となりますが、何かご質問やご要望がありましたら、noteでもTwitter(@_uuai_)でもお気軽にコメントやメッセージ頂ければと思います。