子供と描く・創る
お母さん同士の会話の中で
子供にお絵かきさせたいけど、私が苦手だから
とよく耳にします。
描くことに決まりはないはずなのに
こんな苦手意識はきっと、何においても「正解」を求められる学校教育の中で出てきたものなんだろうと思います。
でも、実際は本当に、どこまでも正解が無い のが美術。
子どもたちと様々な画材にふれることは
むしろ親の方の既成概念や凝り固まった価値観、頭をほぐす、よいストレッチみたいなものだと捉えています。
あまり汚れてほしくない室内で行うときは
ごく小さい紙を沢山用意して、その上で絵の具遊びするのもおすすめです。
いきなりアクリル絵の具をどばーっと出すのではなく、透明水彩絵の具をごく少量、パレットに(無ければダンボールでも要らない箱でも何でも良い)出し
そこに一滴の水を落として、まずはその水滴の中に溶ける絵の具の様子を、親子で観察してみるところから。
やんちゃな男の子がいるから、どんな方法であっても絵の具はハードルが高い
というご家庭でしたら、新聞紙だけでも
大きく破ったり、ちぎったり、穴を開けたり、丸めたり
十分に造形あそびは楽しめますし
遊んだ後はまとめてポイっとできるので、片付けの手間もこわくない。笑
雨で表に出にくい日、日差しが強すぎるお昼前後の時間帯などは
自分のアタマほぐしのためにも、子供と造形あそびを。