感謝と可能性
ちょうど1年での結論です。着任は2019年7月。
2020年6月末で代表取締役を退任致しました。
詳細はニュース及びIRをご確認ください。
振り返れば、2013年6月にカヤックとタマホームが株式会社SuMiKaを設立し、その後2017年9月にサービスとしての「SuMiKa」 を構成するシステムを受けて新会社としてカヤックLIVINGが設立。松原がその後代表となり、2019年に中島さんと土屋が共同代表として参画しました。
さて、今回のnoteは「関係人口づくり」の理想と現実のギャップを自ら体験・体感した当事者として、多くのお世話になった方と全国でチャレンジしている仲間ともいえるみんなへのメッセージでもあります。
このカヤックLivingの代表1年間は、故郷でもある九州・宮崎に住みながら「SMOUT」を通して、地方というより地域の可能性を再確認できた年でもありました。
再確認できた内容については、私が最後に取り組ませていただき、カヤックLivingチームが取り組み、すばらしい一つの形として発刊された「みんなでつくる移住白書2020」において、『「移住3.0」のこれから』と『考察』にまとまっているので、ぜひ読んでいただければと思います。
白書で担当執筆した『「移住3.0」のこれから』において、
「移住3.0」は、経済成長期であった物質的な豊かさを求めた「移住1.0」、そして回避困難であり突発的な事象がきっかけとなり生活の安定を求めた「移住2.0」を経た上での新たな生き方・暮らし方の変化の結果である。
(中略)
これから「移住3.0」世代は、さらに新たな自らの暮らし方を探し、作り方を広げ、深めていく段階へと深化していくと考えられる。
と述べました。
私たちは、この新たな生き方・暮らし方の変化の過渡期とも言える”社会”に対して、そして事業機会としての”市場”としてのアプローチをさせていただきました。
この市場は、市場として捉えれば地方という市場は存在しないということが確認できたと言えます。都道府県となる47、市町村数の1,724ではなく、多様な文化・歴史、暮らし方によって、地域の形・数はもっと多く存在するということです。セグメンテーションとして捉えてみれば、暮らしている状況により共通のニーズの束の捉え方は基礎自治体数で捉えることは、プロダクトアウトなのだろうということです。
主役は誰なのか?
SMOUTチームは、地域のユーザーさん(地域でプロジェクトを進めているみなさん)や地域と繋がりたい方を主役として向き合い、サービスを作っていく過程は、地域とつなげようとする側として、地域・地方に住む側として多くの学びがありました。
いいサービスだなぁーー SMOUT !
暮らし方を模索する多くの方がこの数ヶ月でもSMOUTへ登録し、ユーザー数が増え続けています。
「SMOUT」に登場する多くの方々はとても魅力的で、それを支援するカヤックLivingのチームのみんなも魅力的でした。今後、このサービスがより素晴らしいものになっていくことを期待していますし、サポートさせていただきたいと思っています。
私自身が地域に暮らすひとりとして、地域の今までを大切にしながら、「これからの地域の形」づくりに貢献、関与していきたいと思います。学びを活かします。
私も、主役となってここを舞台に踊りだそうと思います。
コロナ落ち着いたら、また全国のみんなに会いに行きたいと思います。ありがとうございました。