YU-TOの頭の中 ドラムの役割って何なのか?
どうも皆さん、YU-TOです。
たまにふと、「ドラムって音楽の中でどういう役割を担っていると説明すれば良いのだろう?」と考えることがある。
ドラムを20年以上演っていれば、音楽におけるドラムの役割はある程度は理解出来ているつもりなのだが、「ドラムって音楽のこういう部分を担っているんですよ」とミュージシャンで無い人に分かりやすく説明するとなると、これがなかなか難しい。
自分なりにちゃんと分かってはいるつもりでも、ちゃんと理解できるように説明しろと言われたら割と考え込んでしまうとうか、言葉に詰まってしまうというか、一言で「こういう役割!」とはなかなか言い切れない部分も多々ある。
ただ、敢えて一言で言うのであれば、"音楽の体感的要素と身体的要素を掌ること"だと自分は思っている。
まあ、この一言で理解してくれる人なんかいないと思うから、ちゃんと説明させて下さい(笑)。
まず、曲の"速い"、"遅い"を決めるのはドラムの仕事だ。
もちろん、速いギターリフやボーカルパターンもあるが、そこに合わせるドラムがゆったりとしたパターンであったら、もうその曲は"遅い曲"として聴き手に認識されてしまう。
少なくとも"ノリが良い曲"程度なもので、「この曲速い!」とはまずならない。
多分、曲のイントロ等でギターリフだけが鳴っている状態から「速い!」と感じるリスナーも、恐らく殆どいないのではないかと思う。
ギターだけのイントロからドラムインして、例えば2ビート(スラッシュビート)みたいな疾走感を感じるビートをドラムが叩き出した瞬間に「速い!」と初めて感じて、ついつい聴きながら頭を降ってしまったり、ライブであったのならモッシュピットになだれ込んだりする、、、みたいな方が音楽のノリ方としては自然だ。
このように、音楽が持つ"速い"、"遅い"みたいな体感的部分だったりとか、"身体を動かしたくなる"みたいな要素って、やっぱりドラムが司ってるのだと思う。
それが人力であるかはさておいて、ドラムが入ってない音楽で人は踊ろうとは思えないだろうし、メタルやハードコアみたいな"ライブで暴れ狂う"のが醍醐味の音楽って、ドラムがいなければとてもじゃないけど成り立たないのではないだろうか?。
いくら弾いていることは一緒でも、ドラムが入っていないメタルやハードコアって、もうどうやって暴れて良いのか分からない(笑)。
むしろ、もう音楽では無いとすら思うくらいに、何のカッコ良さも伝わらないただのノイズと化してしまうだろう(笑)。
しかし、ドラムが音楽の感情的な部分を司っているかと聞かれたら、かなり微妙なところ。
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