【不定期動画企画第2弾】 Home Drums First Take THOUSAND EYES "Eternal Flame"
どうも皆さん、YU-TOです。
先月よりスタートした"自宅のエレドラで1発録りシリーズ"こと"Home Drums First Take"ですが、各方面よりご好評頂き嬉しく思います。
突然の思い付きで初めてみたこの企画ですが、自宅での撮影だからこそ、フットワーク軽く撮影に臨めてとても良いです。
宅録ながらも1発録りの緊張感を自宅で味わえるというのはレコーディングに向けての良い予行練習にもなるし、同時にこういう風に発信も出来るから一石二鳥(笑)。
そんな不定期動画企画の"Home Drums First Take"ですが、早くも第2弾を本日アップしました!。
今回の楽曲は、THOUSAND EYESの記念すべきデビュー作『BLOODY EMPIRE』に収録されている"Eternal Flame"。
ライブで必ずプレイするという訳では無いですが、セットリストを考える度に「やりたい!」とKOUTAさんからリクエストが入る(笑)作曲者自身もお気に入りな1曲。
ドラムフレーズは全体的にシンプルで、"魅せ場"みたいな箇所は殆どありませんが、だからこそギターメロディの良さが存分に伝わってきますよね。
考えてみれば、メロディックデスメタル最初期のバンドって、こういうシンプルなドラムが基盤となる楽曲がほとんどだったと思います。
それこそIN FLAMESとかは小難しい事一切無しのシンプル極まりないドラムですし、メロディックデスメタルって"ドラムが目立たないメタル"みたいなイメージが自分の中にずっとありまして。
だから、メタルドラマーを志した10代の時はそこまでメロディックデスメタルという音楽に夢中になれなかったんですよ(苦笑)。
「何か、ドラムショボくね?」みたいな(笑)。
まあ、ドラム始めたてのキッズなんて最初は誰だって「速くて派手なのが正義!」みたいな考えだとも思うのですが(笑)、今の自分は「あれは意味があっての単純さだったんだな」って思います。
仮にIN FLAMESのドラムがめちゃくちゃテクニカルだったら、あそこまでギターメロディが活きた楽曲になって無いと思う。
普通のデスメタルだったら、「うわーヤベェ!狂ってる!」と聴き手に思わせたらもう勝ちですが、"メロディック"と名乗る以上は「この曲のメロディ、良いな」とリスナーの心を動かさなきゃいけない。
その為には、一聴した時にスッとギターのメロディだけが耳に入ってくるようなドラムのフレージングが必要になってくると思うんですよ。
だからメロディックデスメタルって、自分の中では"歌もの"みたいな位置付けで「このスタイルでのドラムは必要最低限のアグレッションさえ出せれば良い」っていう考えを自分は持っていて。
それこそJUDAS PRIESTとかIRON MAIDENみたいな正統派メタルのドラムも、案外演ってることは必要最低限でシンプルですからね。
その"必要最低限"の質をどれだけ上げれるか?みたいなところをTHOUSAND EYESでは追求していきたいなと個人的には思っていて、この"Eternal Flame"はその最たる例かなって思います。
演ってる事はシンプルながらも裏拍にチャイナを入れたり、所々アドリブ的なフィルを突っ込んでみたりと遊びの要素もちょこちょこ入っていて、そんな原曲との違いなんかも楽しんで欲しいですね。
炎の中を突き進むような勇ましい2,4のバックビートと、疾走感のある頭打ちビートが"漢"を感じさせる1曲です。
それで、ちょっと話が変わるのですが、、
実は少しだけ、この"Eternal Flame"に関する思い出深いエピソードがありまして。
2019年に行なった浜松でのライブ、確かSOILWORK大阪公演の前日だから11月だったと思うのですが、そのライブのアンコールで"Eternal Flame"を演奏したんです。
その静岡でのライブなのですが、バンド側が全く予想してなかった程の盛り上がりをお客さんが作ってくれて、アンコールを2回やるというまさかの事態になってしまい、、、(笑)。
必要最低限の曲数でのリハーサルしかしてなかったから、ステージ袖で「どうする?!、どうする?!」ってメンバー間で緊急会議(笑)。
そこで"DEAD AGAIN"を演るか"Eternal Flame"を演るかという議論になったのですが、"DEAD AGAIN"はどう考えてもアンコール向きでは無いし、「じゃあEternal Flameで!」という事になったんですね。
しかし、この時点で自分はまだ"Eternal Flame"をライブで1回しか演奏して無かった(笑)。
リハーサルでも演ってなかったし、「やばい、忘れてるかも、、」と実は少しテンパったりしてたのですが、いざ演奏が始まったらメンバー全員完璧で。
「うわー、ヤベェなこのバンド」って割と真剣に思いましたね(笑)。
複雑で難解な曲じゃないから出来たというのもあると思いますが、こういう緊急の時ってやっぱりミュージシャンとしての力量というか、場数であったりだとかの経験値がハッキリと出る。
「やっぱ千眼って手練者揃いだな」と痛感したライブで、"Eternal Flame"を叩くと思い出す、印象深いエピソードの1つです。
その時の映像が残ってたので貼っておきますね。
いやー、それにしてもこのライブは本当に楽しかった。
自分がTHOUSAND EYESに加入して初めてのツアーで、とても楽しい充実した2日間を過ごせましたね。
またツアーをするのはもう少し先になってしまいそうですが、それまでの間の繋ぎとして自分のドラム動画を観てくれたら嬉しく思います!。
そして、次回のプレイ動画では久々に生ドラムを叩いてる姿をお見せする予定!。
曲はまだ内緒ですが、今月中に公開出来るかと思われます。
そちらの方も楽しみに待っていて下さい!。
ではまた!。
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